新進気鋭の監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。難病の母と2人で暮らす高校生・藤村佑役を演じた山時聡真、そして難病の母・美咲を菅野美穂が演じる。

本作への出演はオーディションで決まったという山時、オーデションは母親と電話するという変わったものだったようで「お母さんと電話をしてくださいと言われて10分間ぐらいスピーカーで電話してるのを聞かれるという異様なオーディションで、全然緊張しなくてでも母と一緒に勝ち取るオーディションなんだなという実感はあった」と回顧し、合格が決まった際には「母に私のおかげだからって言われました」と親子仲睦まじい姿を明かした。
もう1人の主人公を演じる菅野は「素晴らしい本で感動したのとともに打ち合わせで中川監督とお目にかかった時、中川監督のお人柄に惹かれてぜひご一緒したいなとお引き受けさせていただきました」と本作への出演の決めてを語ると、中川監督は「そうだったんですか!?」と驚いた様子。菅野は「身長も大柄の方なんですけれども本当に小さく見えた(笑)すごく一生懸命、真摯に答えてくださって、もうその目だけで、言葉ではなく」と中川監督の第一印象を交えた話に会場は笑いに包まれた。

イベントでは『私は願う、あなたの未来を』というコピーにちなんで『大切な人に対して願っていること』を発表する場面があった。
菅野は『おめでとう!』と書いたフリップを挙げ、「本日2月23日、母の誕生日でして…」と打ち明ける。すると「お母さんの代わりに山時くんに熱くぶつけます」と山時に詰め寄り、「埼玉のお母さんお誕生日おめでとうございます。いつもありがとうございます」と熱い告白をすると、突然の出来事に山時は困惑しつつも「そういうことか!僕がお母さんなんですか!?今やっと理解できた(笑)何か打ち明けられるのかなとひやひやしました」と菅野の圧にたじろぐ。さらに即興劇は続き菅野は「私も子育て中で母親ってすごいなって思うようになりました。育ててもらってる時はなかなかそうは思えなかったんですけど、今改めて母ってすごいなってお誕生日おめでとう!」と母に見立てた山時へ感謝の言葉を投げかけると、山時は「ありがとう…台本こんなのないですよね!いきなり緊張しました。でもすごい楽しかったです」と菅野からのむちゃぶりに冷や汗をかいていた。