本番組では、「アリの巣」を舞台に、地中深くの閉ざされた世界で巻き起こる数々の奇妙な事件を通じて、現代社会の孤独や停滞感をユーモラスかつ切実に描く。

囲み取材会ではアリの扮装のまま登壇した4人。本番組の演出が取材会を仕切り始めると、有田が「あなた監督でしょ!?」とツッコミ。「テレ東深夜なのでちょっと人が足りなくて…」と、演出自ら進行を務めることに。
テレビでのコント披露が約20年ぶりとなる有田は、本番組を引き受けた理由を聞かれ「まさにこの方(演出担当)がとにかく熱いスタッフで。色んな企画を持ってきてくれて、熱がめっちゃあるんですけど、テレ東の深夜らしく、悪い言い方すると訳の分からない企画が多くて。その中でまだ1番分かるのがこれだった。アリの世界で面白おかしいコメディがまだ分かるなってことで引き受けさせていただきました」と話し、「何をやりたいのかと言ったら、『面白おかしいシチュエーションコメディというのが、楽しいもの笑えるものを作りたいです』と。面白そうだなと思いました」と、前向きな姿勢を示した。お互いのアリの姿を見て「一人一人で衣装合わせをして、なんじゃこれって思ったんですけど、集まってみたらお互いかっこいいなと思いました」と手ごたえを感じたよう。

コントの経験が少ない深澤は、オファーを受けて「すごく嬉しいなと思いました。一緒に共演してくださる皆さんとがっつりお仕事することは今まで無かったので、楽しそうだし、やってみたいなと」と心境を語り、「いざやってみたら、元々はざっくりとコントと聞いていて、僕の勝手なイメージで、3、4分ぐらいのショートコントなのかなってニュアンスで受けたんですけど、1話で30分あると思わなくて、びっくりしました」と明かす。

兎も「コント番組をさせてもらえるんだぐらいの軽い気持ちで引き受けて、いざ台本を渡された時に分厚くて、嘘でしょ、みたいな。迷惑かけるわけにはいかないので、頑張って覚えてきました。この仕事自体が色んな方が関わっているしっかりしたやつなんだなと思っていたんですけど、まだそこまで実感できていなくて。今日、取材の人数ですげえなって思いました」と、ようやく実感が湧いてきたことを語りながら、「個人的な話ですが、有田さんの20年前の番組って『リチャードホール』ですかね?僕はその番組を高校生の時に見て、それで芸人を目指したので」と突然の告白を受け、「マジで!?合間になんで言わないの!?好きなスイーツの話とかしてたけど。モンブランの話するぐらいだったら言えよ!」と驚く有田。兎は「20年ぶりと聞いて、今、急に思い出しました」と答えていた。

この流れから、もぐらも「小学3年生の時に、千葉県の旭市出身なんですけど、当時、海砂利水魚だったお二人が僕の地元に営業で来られまして。友だちと一緒に朝6時ぐらいに並んで、最前列でお二人を見て、お笑いって本当に楽しいなと思って。こんなにつまらない田舎が盛り上がるんだと、それで芸人になりました」と、有田の存在が芸人を目指すきっかけになっていたことが明かされた。

4人の相性について、有田は「色々駆け引きみたいなものはありました。この男(演出担当)が仕組んだことなんですけど…」と前置きし、「打ち合わせの時に、『3人はこれにめちゃくちゃかけていて、台本を隅から隅まで完璧に覚えています。なので有田さんは覚えても良いです。でもアドリブでガンガンやってください。覚えなくても良いです。全部戻せますから、それぐらい気合入ってるんで、よろしくお願いします』って俺は聞いたんです」と、他の3人の番組に臨む姿勢を聞いていたそう。
対して兎から「僕ら3人は打ち合わせの時に『有田さんが完璧に入れてくるそうなので、絶対に足を引っ張らないように、セリフは100%入れてきてください。てにをはも変えないでくれ。どうするかはお前らに任せるから』と聞いていて、これは全部覚えなきゃ大変なことになる!と思いました」と画策されていたことが明らかになり、有田は「そういう状況からスタートしているので、最初は恐怖で、探り合ってました。相性は最初悪かったです」と笑いを誘った。

改めてテレビ制作のバラエティの良さを聞かれた有田は「組織力がすごいんですよね。僕が今までやって来たコント番組やドラマは、時間をかけてちょっとずつ撮っていくものが多かったんですけど、本当にあっという間で、今日クランクアップですから。撮影日2日ですよ。それぐらいテンポも良いし、空気感を大事にしていただけるので、『このセリフが違ったからもう1回』『リハーサルと違ったから』というのもあまりなく、バラエティに長けているスタッフさんがやっていただいているので、臨機応変にやってくれて、その組織力はすごいなと思いました」と、スタッフのチーム力を絶賛し、「テレビで放送するだけではなく、メディアミックスとか色々していくみたいな話も聞いているので、楽しみですね」と、期待をふくらませた。