
本作は文明開化が急速に進み、西洋式の看護学が日本に伝わった明治を舞台に、この時代に看護学を学び「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」と呼ばれた、看護師のパイオニア的存在・大関和さんと鈴木雅さんをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う二人の主人公のバディドラマ。
それぞれが生きづらさを抱える一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の2人が、当時まだあまり知られていなかった“看護”の世界に飛び込み、“最強のバディ”になって傷ついた人々を守ろうと奔走する冒険物語。
第1週完成試写会見に出席した見上は、これまでの撮影を振り返り、「撮影が始まって半年が経ち、毎日ずっと撮影をしていて、多分本人でいる時間より、役としてセリフを喋っている時間の方が長いんじゃないかと思うような日々を過ごしています。(完成した第1週を見て)半年経っていると客観的に見ることは少し難しく、りんとしては第1週での出来事を思い出しながら前に進んでいくので、もう1回身が引き締まるような気持ちになりました」とコメント。「風景がめちゃめちゃ綺麗で、天候には恵まれない日も多かったロケだったんですけど、その中ですごく綺麗な画がいっぱい映っていて、早く那須に帰りたいなと思いながら見ていました(笑)」と、微笑みながら「第1週、第2週ぐらいまでものすごい速さで物語が進んでいくんですけど、2人にとってこれから先、どういう人生を歩んでいくのか、看護師になる決断をするのに大切な週になるので、皆さんも見逃さずに見ていただけたらなと思っています」と語る。
上坂も「先に第1週を見たんですけど、完成した映像を見るのに緊張してしまって、見上さんと撮影の時に『同じ日に見ようね』って約束をして、休みの日に1人で見たんですけど、泣いてしまって。『風、薫る』がいよいよ始まるんだと改めて感じたのと、音楽や主題歌、ナレーションと色んな人が携わって1つの作品を作り上げてくださっている、その一員に自分もなれているのは一気に実感が湧き上がってきました」と、涙したことを明かしながら「放送日も近づいてきましたけど、早く皆さんに見ていただけるのがすごく楽しみになりました。今もまだ撮影は続きますが、第1週はりんと直美にとってもすごく大事な始まりとなるので、ここから半年間、ぜひ楽しみにしていただけたらという思いです」と言葉を送る。

制作統括の松園氏は、「1年前、まだ大谷直美役のオーディションの真っ最中でした。そこから秋のクランクインに向けて皆で精一杯準備をして、栃木の方々をはじめとしたその地域の方々、医療・看護業界をはじめとする有識者の方々と、様々な方々のお力添えを得ながら、出演者・スタッフの協力を集結して第1週「翼と刀」を作りました。この第1週はりんと直美にとってはまだ始まりの風です。これから2人がどんな風を受けて、どんな人生を歩んでいくのか、半年間、どうか温かく見守っていただければと思います」と呼びかけ、脚本の吉澤氏は「第1週はシリアスな展開で、これから2人が出会うとまた化学変化が起きます。書き始めてもう1年以上経っているので、今はりんと直美は違う関係ができていて、楽しい関係にこれからなっていきます。第1週のベースがあって2人の関係ができていくので、できれば第1週、第2週は見逃しなく見ていただいて、習慣で毎日見ていただけるといいなと思っております」と話していた。

連続テレビ小説で主演を務める心境を、見上は「色んな人からバトンが繋がっていっているものなので、自分もそのバトンを受け取るだけじゃなく、ちゃんと次に渡せるように、最後まで気を抜かずに物語を作っていきたいと思っています」と気合を入れ、上坂も「小さい頃から、学校に行く朝の支度の時間にテレビがついていて、それが朝ドラだったので、自分の中で日常の朝の一部になっています。朝ドラの主人公になるのは1番の夢として掲げていたので、今こうして話しているのも夢のようです。作品の一員になれることが光栄ですし、私も次に繋げられるように頑張りたいです」と意気込んだ。
会見後に行われたフォトセッションでは、途中でカメラマンより「2人でハートポーズをお願いします」とリクエストがあったものの、見上が「恥ずかしい……!」と照れ、上坂と顔を見合わせ爆笑する一幕もあった。











