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解禁された映像は、政府側の巡検使として梁山湖を訪れた楊志(満島真之介・演)と、“梁山湖の砦の絶対的支配者”王倫(萩原聖人・演)の命によりそれを迎え撃つ林冲(亀梨和也・演)の、緊張感あふれる一騎打ちのシーン。最強の槍使い・林冲と、建国の英雄・楊業の血を受け継ぐ正義の武人・楊志が、決死の形相で相対する。スピーディーで一進一退の攻防の末、林冲が楊志の剣を払い、槍を突きつけたことで決闘は決着。その様子を宋江(織田裕二・演)と晁蓋(反町隆史・演)も遠くから見守る。国の命に従い戦い、負ければ死ぬ――軍人としての誇りを胸に、楊志は「殺せ」と言い放つ。
だが林冲は、「それまでして戦う価値が今の宮中にあるか!俺のように軍を捨てれば、道は開く」と鬼気迫る表情で言い放つ。さらに「開封府(かいほうふ)に戻って、もう一度お前を使っている連中を見てこい!それでもこの槍で突かれたければ、戻ってこい」と言い残し、映像は幕を閉じる。先祖代々、軍人として国を支えてきた楊志の葛藤。仲間とともに未来を変えるため戦いに身を投じる林冲の覚悟。激動の世を生きる漢たちの“想い”と“生き様”を生々しく描き出した本作。ここからさらに加速していく叛逆の物語への期待を、大きく高める映像となっている。

さらにこの度、梁山泊最大の敵・李富を務めた玉山鉄二と、誇り高き義の武人・楊志を演じた満島真之介に関するキャスティング秘話と貴重な撮影エピソードが公開となった。
まずは、李富役の玉山について。諜報機関「青蓮寺」の幹部として、梁山泊の前に立ちはだかる人物であり、まさしく“最大の敵”として大きな存在感が求められた李富だが、プロデューサーを務めた大原康明(WOWOW)は、「宋江たちが挑む国家の強大さを示すためには、敵対する李富の底知れぬミステリアスさや恐ろしさを描く必要があったんです。揺らぐことのない芯を表現してくださり、強烈な存在感で物語をさらに引き上げてくださる存在として玉山さんが思い浮かびました。これまで物語の主人公にとどまらず、相対する立場の人間も魅力的に演じてこられた玉山さんなら、真っ直ぐな李富の姿と、一方で屈折した姿どちらも表現していただけると確信し、オファーをさせていただきました。」と、キャスティングにかけた想いを明かす。劇中でも、冷酷非情な策略家として、梁山泊の壊滅に執念を燃やす李富の強烈な存在感は、叛逆のドラマにさらなる深みとリアリティをもたらしている。
そんな玉山の撮影現場での様子について、大原氏は「冷え込みが厳しい過酷な現場の中、諜報戦を得意とする青蓮寺は特にセリフ量も多かったのですが、気迫に満ちた素晴らしいお芝居・表現をしてくださいましたし、“次元大介”つながりの大塚明夫さん(袁明役)とも現場では和やかにコミュニケーションを取っておられました。」と回顧。また随所に見せる狂気じみた怪演も非常に印象的だが、そこについても、「李富が“替天行道”を破いて食す、ろうそくを垂らすといった印象的なシーンは若松節朗監督のアイディアなのですが、玉山さんは全てに果敢にチャレンジしてくださり、李富の存在感がさらに際立ったのかなと思います」と貴重な撮影秘話を語るとともに、称賛している。
続いては、楊志役を担った満島真之介。北宋を築き上げた英雄の末裔であり、軍人としての誇りを胸に生きてきた男・楊志のキャスティングは、「制作陣も相当な熱が入っていた」ようで、大原氏は「折れないひたむきな心を常に持っていて、楊志の力強さと闘争心を表現していただける方に演じていただきたい。そういった思いから満島さんにお声がけをしました。若松監督も以前、満島さんとドラマでご一緒しており、その熱量やお芝居への姿勢に魅了されていたようです。」と熱量溢れるキャスティングエピソードを回顧。常に全力投球な姿勢から「マックス」の愛称で親しまれ、熱くバイタリティ溢れる満島の人間性は、まさに楊志役にピッタリだ。
そんな満島の撮影への姿勢について大原氏は、「楊志は物語の中で軍人として誇り高く戦う姿、そして、軍から去り、何もかも失った状態で闘う姿。全く異なる二つの姿を描いています。どこか品格漂う楊志と、荒々しく獣のように賊徒と闘う楊志の変化を身体ひとつで見事に表現してくださいました。撮影スケジュール上、1ヶ月ほど空いてしまうようなこともあったのですが、そんな中でも役に入り込み、集中力を切らさないためにも“吹毛剣”をご自宅に持ち帰ってまで、常に存在を感じておられたと伺って。まさに「役を生きる」姿勢に感激しました。」と絶賛。そして伴侶・済仁美を演じた波瑠、息子の楊令役・岩川晴らと過ごす撮影現場については、「波瑠さん、岩川さんとはクランクインから特に積極的にコミュニケーションを取ってくださり、まるで“本当の家族”のように仲良く過ごされていましたし、満島さんが現場に入られるだけで、スタッフ一同、皆が笑顔になり、本当に救われていました。」と、改めて感謝の想いを語っている。