Ⓒ2025『黄金泥棒』FILM PARTNERS.

こうしたスチール写真から、ゴールドの輝きに目を奪われる。それもそのはず、本編に登場する金、並びに金工芸品の数々は全て【本物】、総額については数百億円と言われている。おそらく、日本映画の歴史においても、ここまで【本物の金】が撮影用に用意され、実際に登場した作品もないのではないか・・・そんな【本物志向】もまた、本作の見どころのひとつ。ちなみに、本編の撮影当時の金1gが17,000円だったのに対して、現在は28,000円台になるなど、金の価値自体が、映画の公開に向け、どんどん高騰している!また、本作には【本物の金】が数多く登場するだけでなく、【金にまつわる豆知識】がいくつも登場するため、ここで一部紹介する。

<金にまつわる豆知識・エピソード>
★地球上で採掘された金の総量は、プール5.5杯分
★金は溶かしても、容量は減らない。
★金の仏具には、相続税がかからない
★そして、金を盗んだ主婦が実在した

そして、【金は溶かしても、容量は減らない】【金を盗んだ主婦が実在した】というのは、本作の主人公・美香子(田中麗奈)のエピソードとして、実際に映画に登場する。平凡で味気ない日々を感じながらも、犯罪とは無縁の世界で生きてきた美香子が、たまたま立ち寄った黄金展で “金のおりん”と出会い、思わず窃盗。その夜、何を思ったのか…ガスバーナーで溶かそうと試みるが失敗!穴をあけてしまった状態のまま“金のおりん”をゴールドショップに返却することに・・・。【金の容量が減らない】ということもあり、なんとか示談という形で事件は収まる。※ちなみに、映画本編でも、本物の“金のおりん”に、実際にガスバーナーで穴をあけ撮影を敢行!CGは未使用!さらに、この【金を盗んだ主婦が実在した】というのも、本当!その実在した主婦もまた、黄金展で金を盗み、自宅でガスバーナーで【金のおりん】に穴をあけた後に、事件化。なぜこの主婦がそのような行動を取ったのかなどは、今となっては分からないが・・・本作は、こうした実際に起こった【奇妙奇天烈な事件】から着想を得た、【本物志向】の作品に仕上がっている!