©2026 利重 剛

叔父の大介(利重 剛)との食事を終え、パスポートの申請に必要な書類を市役所に取りに行く幹夫。ところが、窓口で渡された書類を確認する幹夫の様子がどこかおかしい。一度は椅子に座りかけるも、落ち着かない様子で再び窓口へ戻ると「あのー……結婚しているんですけど、僕……」と、書類に記載された「妻」の文字を指さしながら職員に問いかける。
幹夫の意図がわからず戸惑う職員に対し、幹夫は「結婚していないんですよ、僕。この人は僕の知らない人なんです。知らない間に、いつの間にかこの人と結婚しているというか……」と、戸籍に記載されている「繁子」という人物について尋ねる。訝しげに話を聞いていた職員が慌てて奥の上司へと相談しに向かうと、「そういうんじゃなくて……」と困惑しながら住民票を読み返す幹夫の姿で、映像は幕を閉じる。

「絶対に怒らない男」である幹夫の平穏な日常に、突如として現れた「見知らぬ妻」の存在。他人と深く向き合うことを避けてきた二人が、予期せぬ結婚を通じて初めて見つけ出した「人生の形」とはー?横浜の街並みを舞台に、ユーモアたっぷりに描き出されたハートフルストーリーをお楽しみに!