©「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

今から約60年前の1963年、全米ビルボードチャートで、日本人が歌う曲が3週連続1位という日本音楽史に残る快挙を樹立しました。その曲の名は「SUKIYAKI」。いまだ世界中で愛され続ける「上を向いて歩こう」だった。今から少し昔の高度経済成長期、今と同じように人々がもがき苦しみ、心に不安が蠢いていた時代に、3人のバイタリティにあふれた日本人が、世界を魅了することになる珠玉の名曲「上を向いて歩こう」を生み出した。“689トリオ”と呼ばれた作曲家・中村八大、作詞家・永六輔、歌手・坂本九。彼らが走り抜けた「青春」「友情」そして「挑戦」。逆境の中、時代を切り開いた男たちが魂を紡いで作り上げたこの「SUKIYAKI」の誕生秘話を、事実に基づいたフィクションで、令和の時代にエンターテインメント大作として映画化。

本作の主人公であり、物語の核となる天才作曲家・中村八大を演じるのは、日本映画界の至宝・岡田准一。若くして「天才ジャズピアニスト」と謳われ、後に「明日があるさ」「こんにちは赤ちゃん」から「笑点」のテーマソングまで、日本の音楽史を彩る名曲を次々と生み出した音楽界の巨星に魂を吹き込む。メガホンをとるのは、『ヘヴンズ ストーリー』でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞するなど、国内外で圧倒的な評価を誇る名匠・瀬々敬久。さらに、先月、八大の相棒となる作詞家・永六輔役に松坂桃李、世界を笑顔にした歌手・坂本九役に仲野太賀が決定。岡田准一・松坂桃李・仲野太賀という、3名全員が大河ドラマ主演俳優かつ日本アカデミー賞受賞者が昭和の伝説のトリオ「689トリオ」を演じ、名実ともに日本映画界の頂点を極める三人が一堂に会する“奇跡のキャスティング”が発表されると、大きな期待の声が寄せられた。
さらに本作はキャスト解禁のたびに大きな話題を呼んでおり、2月に発表された清野菜名、そして3月に発表された仲里依紗土屋太鳳ら、激動の時代を支えた「妻トリオ」の集結には、「この3人が揃うのは豪華すぎる」「実話に基づいたそれぞれの夫婦の描写が楽しみ」など、期待の声が一段と高まっている。

©「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

本作の第4弾キャストとして、中村八大が渡米先で出会う重要なキャラクター、アリス役に上白石萌音の出演が決定。
本作のオリジナルキャラクターであり、中村八大が渡米先で出会う重要な人物・アリスは、タップダンサーを夢見る日系アメリカ人。アリスは、ネイティブスピーカーという設定であるため、本作において上白石は、全編英語セリフという極めて高いハードルに挑んだ。小学生時代を数年メキシコで過ごし元々高い語学力を持ち、その能力を多方面で発揮してきた上白石だが、今回は「ネイティブスピーカーとしての英語」という細かなニュアンスの調整を重ね、役を徹底的に作り込んだ。
さらに、本格的に初挑戦したタップダンスでは、撮影の数ヶ月前から猛特訓を敢行。異国の地で孤独な戦いを続けていた八大の心を、そのひたむきなステップで震わせ、名曲「SUKIYAKI」が海を越えるための「原動力」となる瑞々しい女性を体現している。本作のタップダンスを監修したのは、映画『座頭市』(2003)や映画『浅草キッド』(2021)の振り付けなどで知られ、日本のタップダンス界を牽引する第一人者・HideboH。指導にあたったHideboHは、上白石の驚異的な上達ぶりに「こんなに習得の早い方はいない!上白石さんのタップは本当に素晴らしい!」と感嘆。上白石はプロの目も驚かせるほどの努力とセンスで、物語に彩りを加える鮮やかなタップダンスを完成させた。

©「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

【アリス役:上白石萌音 コメント】
アリスを演じました、上白石萌音です。
アリスは、自身のアイデンティティに葛藤を抱えながら、タップダンサーを夢見る日系アメリカ人です。
ネイティブスピーカーとして英語を話す役は初めてでしたが、練習を重ねて臨みました。
またタップダンスを始めたタイミングでこの役をいただき、運命的な巡り合わせを感じています。
あの時代、日系アメリカ人のアリスがアメリカでタップを踏むことは「自分はアメリカ人なんだ」という意思の表れでもあると感じたので、ひたすら練習を積むことで役への理解を深めていきました。
現場では主演の岡田さんが劇中のピアノをすべてご自身で弾かれていると聞き、「私が作品のクオリティを下げるわけにはいかない」とさらに熱が加速したのを覚えています。
私自身、この映画を観るのが心底楽しみです。古き良き日本の風、そして世界の風と素晴らしい音楽たちに身を委ねに、ぜひ映画館へいらしてください。お待ちしております。