
2024年、商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』が脅威のスマッシュヒットとなり、国内外の観客に衝撃と歓喜と戸惑いを与えた下津優太監督の劇場公開二作目となる映画『NEW GROUP』(ニューグループ)。一作目の『みなに幸あれ』は、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれたが、二作目となる『NEW GROUP』は組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。
主演を務めるのは山田杏奈。家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じる。愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転校生・優を演じる青木柚。そして、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長をピエール瀧が演じる。多様性が強調される今の時代に、集団に埋没することの幸せとは何かを問う、SFサイコエンタテインメントが誕生する。
この度、異色な世界観で海外映画祭も大熱狂の『NEW GROUP』のメイキング写真が初解禁。
商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』が、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれ、驚異のスマッシュヒットとなり、注目を集めた下津優太監督。観る者の感覚をじわじわと侵食する独自の演出と、怖いだけでは終わらない、可笑しくて不気味な感覚を植え付ける気鋭の若手クリエイターだ。そんな下津監督の最新作として来月公開となるのが、「組体操の集団が襲ってくる」という前代未聞の設定で世界からも注目を集めている『NEW GROUP』だ。思わず笑ってしまうような着想でありながら、その奥に潜むのは、集団行動への違和感と恐怖。本作で登場する巨大人間ピラミッドは“集団行動の象徴”とし、コミカルさと不気味さが同居する唯一無二の世界観を生み出している。すでに、第29回ファンタジア国際映画祭や、第29回プチョンファンタスティック国際映画祭では審査員特別賞を受賞、その他、19を超える海外映画祭での上映で熱い支持を獲得。さらに、先日、米・ハリウッドのプロダクション兼マネジメント会社「Kaplan Perrone Entertainment」と映画監督、脚本家としてマネジメント契約を発表し、映画のグローバル市場への挑戦をスタートさせた。清水崇監督や中田秀夫監督に続き、日本が誇るホラーの次なる世界進出に大きな期待がかかっている。

今回解禁されたメイキング写真では、そんな異様な世界観がどのようにして作り上げられていったのか、その一端が垣間見られる。現場では、主人公・愛役の山田杏奈と優役の青木柚を見守る下津監督の姿や、実際に多勢の人間で組まれている緊張感のある人間ピラミッドシーンでは、集団を率いる校長役のピエール瀧と入念に段取りを確認する様子が捉えられている。組体操が襲ってくる張り詰めたシーンもあるが、監督は山田と青木に絶大な信頼をおき、基本的な演出以外は自由に演技をしてもらったと言う。青木の教室のワンカットからは、和やかな雰囲気の中、撮影が進められたことが感じ取れる。本作の何気ない日常の延長でありながら、何かが気持ち悪い―、笑いと恐怖の絶妙なバランスは、下津監督の演出とキャストの演技力によって成立し、独特な世界観が一つひとつ丁寧に積み上げられていった。

組体操が世界を救う!?という、この今までにない着想と独自の世界観は可笑しな設定でありながら、人間の集団心理の恐ろしさを突きつける本作。笑い過ごしていいのか、それとも恐れるべきなのか―。その基準さえも軽やかに狂わせる、妙な中毒性。世界が注目し、絶賛する下津優太監督が仕掛ける集団の狂気。その異様な世界を生み出した監督・下津優太にも注目。








