
本作のあらすじは、信州松本の国立大学の看護学部を卒業した月岡美琴(福本莉子)は、安曇野にある小さな総合病院の内科病棟のナースとして忙しい日々を送っている。そこへ同じ大学を卒業した新人研修医がやってくる。彼の名は桂正太郎(菅生新樹)。“花瓶の水を換えたいんですが”・・・出会って最初の会話は正太郎からの医師としては珍しい質問。聞けば彼は東京の生花店の生まれで、とにかく花が好きらしい。花になど詳しくない美琴とかみ合わない会話をする正太郎。その不思議な言動に、美琴は戸惑いを覚える。
ところが、少々変わり者と言われている消化器内科指導医の三島(吹越満)や“死神”という謎の異名を持つ循環器内科指導医の谷崎(内藤剛志)の前でも冷静に振る舞い、臆せずものを言う正太郎の姿に美琴は徐々に興味を抱くようになっていく。しかし、そこは未曽有の高齢化に直面する地方の小病院。延命か看取りか、医療のあり方を巡って正太郎と指導医たちの哲学が毎日のようにぶつかり合うなか、さまざまな困難が美琴と正太郎の前に立ちはだかっていく…。
主人公の若手看護師・月岡美琴を演じる、主演の福本莉子は「とても印象に残っている台詞があります。それは「例え病気が治せなくても私たちには出来ることがある」という趣旨の台詞なのですが、延命をするのか、看取りをするのか、そういう高齢者医療の現場での選択は、本当に答えがないんだなって思うんです。毎日、原作を読んだり演じながら考えているのですが、それでも答えが出ない。でもそれで諦めるのではなく、人と人とのコミュニケーションが医療現場では一番大事なんだと思いました」と話し、「この作品の舞台の安曇野は、空が広いのと、アルプスがすごく綺麗で癒やされます。あとご飯が本当に美味しいです。撮影が早く終わった日に、お蕎麦と馬刺しを食べたのですが、もう何食べても美味しい。水が美味しいからだと思います。そんな安曇野の魅力も沢山詰まっています。ぜひ、放送を楽しみにお待ちください」とコメント。

新人研修医・桂正太郎を演じる菅生新樹は、「地域医療って具体的に都市部の医療と何が違うのって思われる方々もいらっしゃると思うんですが、このドラマではそれが何かということが丁寧に描かれています。都市部の大病院とか大学病院では手術の件数とか研究成果も大事だと思うんですが、地域の高齢者医療となると重要な部分というのは変わってきます。でもどちらの医療現場にも共通する点があることを知りました。様々なドクターにお話を伺う中で、やりがいはどの方も、患者さんからありがとうといわれるときだと言われました。地域医療ではどんな「ありがとう」があるのか、そのモチーフを描くのに安曇野は格好の場所なんだと思います。医療を巡る環境はもちろん、僕が演じる正太郎は花が大好きなので、豊かな自然の美しさは目を見張るものがあります。それが作品にリアリティを加えていると思います。その点にもぜひご注目ください」と、本作で描かれる地域医療についての想いを語った。







