
舞台版『成瀬は天下を取りにいく』は、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了し、2024年の「本屋大賞」はじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)と続編『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)をもとに構成。シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気作は、周囲におもねることなく自由に生きる成瀬あかりの姿や成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描き、滋賀県大津市を舞台にした新たな青春小説として世代を超えた多くの読者の心を捉えている。

山下は主人公の成瀬あかり役として乃木坂46卒業後初の舞台単独主演を務める。去年の夏ごろにオファーがあったと言い「原作を読ませていただいて会話劇と言いますか短いエピソードがたくさん重なってできている1冊なのでこれを舞台にした時にどう表現するんだろうとか、あとは何より私自身がこの成瀬のかっこよさとか天才な部分をどう表現できるだろうかっていろんなことを考えた」と当時の率直な思いを吐露しつつも「素敵なキャストの皆さんと今年の夏は成瀬と共に爽やかに全力で精一杯駆け抜けていけたらいいなと思っております。私も成瀬の役柄に助けてもらいながら、成瀬がたくさんの人を救ったように私も見てくださっている皆さんの心をちゃんと救えるような主人公を演じさせていただきたい」と意気込みを語る。
さらに原作者の宮島未奈から「主人公の成瀬あかりは唯一無二のキャラクターだけに山下美月さんはもしかしたらプレッシャーを感じていらっしゃるかもしれませんが、成瀬は自由なのでのびのび演じていただけたら幸いです」というメッセージが代読されると、山下は「宮島先生のおっしゃる通りのびのびやりたいなと心から思いました。宮島先生自身が誰よりも成瀬のことを愛して、この物語をここまで続けていらっしゃったんだろうなって読みながらいろんな部分でひしひしと感じていたので私も宮島さんと同じぐらい成瀬に対する愛を深く持って全力で挑んで先生に首を縦にふっていただけるような成瀬あかりを作り上げたいとすごく心の底から思いました」とメッセージを受けやる気をみなぎらせていた。

中学生から大学生までが描かれる成瀬シリーズ、今回久しぶりの高校生役を演じる山下は「会見が始まる前にちょっと厳しいかなみたいな話もしたりしつつ、でも舞台なので遠目から見ればいけるかなとか(笑)」と笑わせつつ「成瀬の役柄で言うとあんまり年齢が関係ない。幼少期から成瀬あかりのキャラクターとして芯が強く、このままで育ったんだろうなって想像できるので、高校生っていうことにとらわれ過ぎずに自分たちの青春を楽しみたい」と笑顔をみせる。
座長としての意識について聞かれるとまだ稽古も始まっていない段階ということで「今のところ見当たらない…」と恐縮そうにしつつ「どうにか人見知りなところをあまり出さずに皆さんとコミュニケーションを取りながら稽古も本番もできたらいいなと思いつつ、むしろ私が座長らしいこときっと何もできないと思うので皆さんたくさん叱っていただけたらありがたい」と語った。

今作は乃木坂46を卒業してから初の舞台となる。山下は「0からのスタートだと思ってこの舞台は挑みたい。確実に言えるのは10代の時に舞台に立たせていただいていた時よりも絶対にお芝居のことが大好きになっているので本当に本当に久々に舞台に立てるのがすごく楽しみ」と変化を語りつつ「もちろん楽しみって気持ちだけではダメだとわかっているんですけど、この原作を読んだ時絶対に自分にとって宝物のような役になるだろうなって想像ついたので全力でやりきるしかない」と表情を引き締めていた。
本公演は7月4日(土)~12日(日)東京・サンシャイン劇場、7月16日(木)~26日(日)滋賀・大津にて上演される。







