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石田ひかり演じる55歳の飯島里子が紡ぐ物語のキーパーソンとして登場するのは細田佳央太。小鳥と心を通わせ、本屋を優しさで満たす心穏やかなメガネ男子〈書店員〉役を演じる。実は、細田演じる書店員は里子が学生時代に恋をしていた、とある本屋のお兄さん。自分の時間ができたことで、いつの間にか忘れていた小説家になるという夢を思い出した里子は、その本屋に通っていた当時の自分を小鳥に置き換え、書店員のお兄さんとの交流を描くことを通して自身の物語を紡いでいく。
そんな小鳥のストップモーションを手がけたのは、NHKの人気キャラクター〈どーもくん〉や『こまねこ』シリーズなど、ストップモーションアニメーションの分野で世界的評価を誇る制作スタジオ・ドワーフ。細田と“小鳥”による初共演が、沖田ワールドをファンタジックな映像世界として彩った。「誰でも一冊なら、自分の本が書けるんだって。自分の物語」「この世には生まれてこなかった物語が無数にあるってことでしょ?すごいよ」など、思わずハッとさせられるような細田演じる書店員の言葉や、めいっぱい身体を動かしてその言葉の数々に呼応する愛らしい小鳥の姿にも注目だ。
そんな細田は本作について、「生まれて初めて小鳥とお芝居をさせていただきました」と撮影を振り返りつつ、「何かを始めてみることへの迷いは当然あると思いますが、そんな背中を優しく押してくれる作品になっていると思います」とコメントを寄せている。

<コメント>
『子供はわかってあげない』以来、約6年ぶりに沖田監督とご一緒できとても嬉しかったです。
そして、生まれて初めて小鳥とお芝居をさせていただきました。小鳥から溢れ出る愛おしさと、羽があることによる包容力は、台本に書かれた温かさを増幅させていました。
僕自身は部分的に参加させていただきましたが、沖田監督の世界観にどっぷりと浸かることができ幸せでした。
改めて本作を観た時は、3人のさとこが織りなす物語がどこか重なっているようで、でも各々の時間を過ごしている様が三本の映画を一気見したような感覚で、心が満たされました。
何かを始めてみることへの迷いは当然あると思いますが、そんな背中を優しく押してくれる作品になっていると思いますので、皆様お楽しみに。