
今回解禁されたのは、心霊スポットである墓地へと足を踏み入れた堀田(森愁斗)と川瀬(西山智樹)が、呪われた木を探す姿を捉えた自撮りカメラの映像。リアルで生々しい質感と張り詰めた空気感を映し出される、モキュメンタリーパートはいち早く試写で本編を鑑賞したマスコミからも「コワすぎ」と評判のシーン。解禁された映像内では、墓地を抜けた後に二人の目の前に現れた巨大な “呪いの木”が映し出される。木が放つあまりにもおどろおどろしい雰囲気に怯え震える川瀬と、軽口をたたき怯える川瀬を悪ノリ的に脅す堀田が映されるが、木の奥から底知れぬ雰囲気を感じ取り空気は一変。カメラが向けられた木の根元から這い出てくる、“得体の知れない何か”。
無数の唇に隠された“何か”の全貌は本映像では明かされていないが、“何か”を見た堀田の態度は急変。動揺した川瀬が手に持つカメラは上下が反転したまま、余裕ぶっていた堀田の表情が恐怖に染まる瞬間を捉えている。
日常の悪ふざけが、取り返しのつかないおぞましい怪奇現象へと引きずり込まれていく、まさに本作の真骨頂とも言える息を呑むような恐怖演出が、執拗な長回しによってこれでもかと生々しく描かれている。堀田が声を絞り出すように「あんた、何なんすかぁ」と叫ぶ怪異は一体何なのか!?その答えは、劇場の大スクリーンでぜひ確かめて欲しい。
この緊迫感溢れる一連の長回しは、キャスト陣の間でも「お気に入りのシーン」として特に高い評価を得ている。自身が関わっていなかったこのシーンを観た板垣は、客観的に観て非常に恐怖を感じたと同時に、モキュメンタリー特有のリアルな質感を絶賛!綱も、一連の長回しの中で見せた臨場感に大きな衝撃を受けたと、その完成度を称えている。今回の映像に含まれていない、呪われた木に向かうまでの道中のシーンなどは、用意されたセリフ以上に、目的地までの距離感を埋める必要があり、森と西山によるアドリブで大半が構成。現場で両者が模索しながら作り上げていく中、清水監督から「堀田はもうちょっと強めに行って大丈夫」というディレクションが出されたことで、彼らの露悪的な掛け合いはさらにエスカレート。悪ノリと緊張感が絶妙にブレンドされた、アドリブ満載の舞台裏となった。
一方で、本編の殺伐とした空気とは裏腹に、カットがかかると森が毎回「大丈夫だった?」と西山を心配するという、彼らの強い信頼関係が垣間見える微笑ましい一幕もあったという。
映画初出演の西山が見せた瑞々しい感性と、森の放つ傲慢なキャラクターのコンビネーション、そしてキャスト陣も驚愕した息を呑むような臨場感を、ぜひ劇場で目撃してほしい!




