
東宝の伝説的映画『ガス人間第一号』(1960)が、東宝とNetflixの初タッグによって全8話の完全オリジナルストーリーによるドラマシリーズとしてリブート。映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』やNetflixシリーズ「地獄が呼んでいる」、「寄生獣 -ザ・グレイ-」など次々と世界的話題作品を生み出し続けるヨン・サンホ(エグゼクティブプロデューサー・脚本)と、配信シリーズ「ガンニバル」、映画『岬の兄妹』、『さがす』で人間の闇と狂気を炙り出し、国内外に衝撃を与え続ける鬼才・片山慎三(監督)がタッグを組み、新たな衝撃作を生み出した。
劇場型の連続予告殺人を仕掛けるガス人間に立ち向かう刑事と記者を演じるのは、日本映像界のフロントランナーであり続ける小栗旬と蒼井優。安定感抜群の2人が重厚かつビターな品格を画面に漂わせ、動画配信者の兄妹に扮した広瀬すずと林遣都が、かつてないトリッキーな演技で物語に推進力を纏わせる。そして元ヤクザの上場企業社長を竹野内豊が演じ、前代未聞の化学反応を起こす。ガス人間として一際異彩を放つのは、本作が演技初挑戦&俳優デビューを飾る期待の新星・UTA。得体の知れない不気味さと、圧倒的な存在感で見るものを恐怖と高揚感の渦へと誘う。
配信を目前に控えた本作。ガス人間を追う刑事・岡本賢治を演じる小栗は、自身の役の魅力を「正義感はすごくあるんですけど、ちょっと抜けているようなところもあったりして。刑事として追いかけている事件よりも、物事は先に進んでいるので、いつも賢治が辿り着いた時には事件が終わってしまっていることが多いんですよね。毎回辿り着けない賢治が、面白い部分だと思います」と説明。

また、蒼井が演じる甲野京子は、同じくガス人間を追う記者で、強い正義感を持って真実を追う、強い存在として描かれているが「日常の中でガス人間というとんでもないものが生まれ、そこから揺るぎない正義感で、型破りというか何があっても真実を暴くという、誰が何を言おうが曲げない正義感で、私はあまりそういう強い役の経験がないので、その集中力を8ヶ月保ちながらやるのは、私にとってものすごく勉強になることでした」と振り返り、「VFXも馴染みのないもので、見えないものを想像しながらお芝居するのもあまりやったことがなかったんですけど、8ヶ月やっていくて、明らかにスタッフさんも私も全く同じものが今、見えているなという感覚に生まれて、それも新境地で幸せな時間でした」とやりがいを感じたようだった。

動画配信者の兄妹を演じる広瀬と林は、キャラクターの面白さについて、まず広瀬が「今の時代ならではの役柄ですごく面白そうだなと。兄妹の会話のテンポ感や二人だけの世界がとても愛らしくて面白かったんですけど、かなりお兄ちゃんがトリッキーなので、会話の一つ一つが面白くて、行動力もあり、勢いもあり、演じていて体力はいるんですけど、楽しい役でした」と振り返る。

兄を演じた林も、広瀬との兄妹感について「妹感全開で最初から現場にいらっしゃって、僕も実際に妹がいるんですけど、本当に妹を見ているような、妹と喋っている感覚になり、広瀬さんのお芝居に感情移入できてありがたかったです。家族の愛おしい時間のシーンのたくさん撮れた印象があります」と感謝を伝えた。
そして、タイトルロールでもあるガス人間を演じるUTAは本作が演技初挑戦となる。「こういった舞台挨拶も初めてなので、ゆっくり慣れていければ…」とあいさつするUTAを温かく見守るキャスト陣。

人間離れした存在であるガス人間を演じるにあたって「今までの人生の中でもやってこなかったことを初めて色々やりました」と語る。「監督とどうやったら異様感、無機質な感じを、ガス人間は人なのか生き物なのか、得体の知れないイメージをどう作り上げているか細かく操作して、最終的に辿り着きました」と、試行錯誤を重ねたことを明かす。また、撮影の日々を「毎日が勉強会というか、皆さんのストイックさ、現場での立ち振る舞いかたとかもすごく勉強になりました。撮影は2年半前ぐらいの話なんですけど、今日という日を噛み締めてます。本当に嬉しくてしょうがないです。本当に幸せなチームでできたなと、いつもみんなに言っているんですけど、大好きです」と告白すると、キャスト陣から笑みが溢れた。

竹野内も「とにかくハマり役」と太鼓判を押すUTAのガス人間。イベントのオープニングではガス人間に扮したUTAが客席を歩く演出もあり、久しぶりの芝居に「スタンバイしてる時から息できないぐらい、出たら倒れるなってぐらい緊張していたんですけど、いざ出てみたら、モデルをやらせていただいているので、ファッションショー感覚で歩けました」と振り返った。
黒い噂が絶えない元ヤクザの上場企業社長を演じる竹野内は「これだけ共感ができない役柄を演じる機会はなかなかないので、決して歩むことのない人生を体験することができて、非常に楽しかったです」と役者冥利に尽きる役だったと話した。

イベントの最後に、小栗より「この作品はどのジャンルと言えばいいのか分からない内容になっていて。多種多様なジャンルの話で、それを皆さんがどう受け取ってくれるのか、非常に楽しみにしています。配信した際はぜひ一気に見ていただけたらと思います」とメッセージが送られた。













