本作は、学校統合による廃校まで残り1年となった工業地帯の高校を舞台に、かつて音楽の夢に破れた教師が夢を見る前に諦めることに慣れてしまった生徒たちと“コーラス”に挑む物語。“挑戦するって簡単な事じゃない”けれど勇気をもってトライすることの大切さを教師と生徒たちの姿を通して生きる目的や友情とともに描いていく。

臨時教師として赴任してくる教師・一条響役の八乙女は本作で初めて教師役を演じる。今回の企画を聞いた際は「生徒側だと思ってた」と微笑みながら、役柄が教師だと知り「いよいよそういう歳かと思いました」と率直な心境を明かした。そんな教師として生徒役のキャストと顔を合わせたといい「教える立場だったり引っ張るものがこの作品の中にはたくさん出てくるのでそういうところを熱く、若さとそういうエネルギーを使ってゴールまでたどり着くような教師になれたら」と役への意気込みをみせる。
役作りについて聞かれると『3年B組金八先生』で生徒役を演じていた八乙女は「生徒としてとても近くで代表的な先生をずっと見てきました」とニヤリ。さらにその“先生”がパート1を演じていたときの年齢も調べたそうで「30歳ぐらいだったんです。なので僕もできる!って勇気を持った」と笑顔をみせ「あの先生の背中から習ったことをこの作品でもアウトプットしていけたらいいな」と力を込めた。

合唱の思い出について質問が及ぶと、小学生時代の合唱コンクールに言及。歌いたい曲をほかのクラスに取られてしまったそうだが「曲名が『怪獣のバラード』というめちゃくちゃポップな歌を歌ったら見事その合唱コンクールで特別賞をいただけたのがすごく印象に残っている」と回顧。その経験から「人と同じことをやるんじゃなくて自分たちができるオリジナルをやるのはすごく大事」と語り、「この作品、このカンパニーでしか奏でられない合唱を皆さんにお届けしたい」と笑顔をみせた。
最後に座長として意気込みを聞かれた八乙女は「音っていうのは人にとってすごく大切なことだと僕は思っている。何か悲しい時は音楽を聴くし、楽しい時も音楽を流す」と音楽の存在を語りながら「音は小さい頃から大切でそれでアイドルを始めた」と自身と音の繋がりも明かし、「合唱というもので1つになって見に来てくださった皆さんの心とか脳に良いメロディーが鳴り続けたらいいな」と期待を込めながら「作品を見た後は音にのりながら帰っていけるような作品になったらいいな」と本番に向けての気持ちを語った。
会見の最後には八乙女ら出演者が劇中でも登場する合唱曲『Believe』を披露。息の合った歌声を響かせ本作のテーマでもある“コーラス”で会見を締めくくった。
本公演は2026年9月18日(金)より東京のTHEATER MILANO-Za、10月23日(金)より大阪の東京建物Brillia HALL 箕面大ホール(箕面市立文化芸能劇場)にて上演される。