本作で脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24)、『空白』(21) など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”𠮷田恵輔監督。本作は過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていく“メンター”の存在を描く新感覚エンターテインメント。
公開初日を迎え、上映を終えた観客を前に磯村は「皆さんがどんな感想を抱いたのか非常に気になってます」とコメント。「事前に試写会であったりとか先週も先行上映ありましたけどそれぞれいただく感想が違うのでどの立場で見るかにもよって違うのでもう早く聞きたいですね」と期待を寄せた。
またクランクイン前の自分に声をかけるなら何と伝えたいかという質問には「あの頃は末澤くんとは目も合わせられなかったけど今は良いコンビになってるよって言ってあげたい」と回答。末澤とはビジュアル撮影の日が初対面だったそうで「2人の時間結構あったんですけどね。何にも喋ってなかった」と当時を振り返った。初対面では年齢を尋ねる程度の会話しかなかったという2人。磯村は「そんな感じからスタートだったから」と明かし現在では打ち解けた関係になったことを嬉しそうに語っていた。

イベントでは劇中で拓海にとって埜本五郎の言葉がキャリアの分岐点となったことにちなみ、今も大切にしている言葉を聞かれた磯村は17歳の頃に地元で演劇をしていた際、恩師の演出家から言われた「素直になれ」という言葉を紹介。「芝居に対して素直に反応するとか素直に演じるとか人として素直でいるってことを17歳の時に学んだ」と振り返り、「今もそれが芯にある」と明かした。
そんな磯村の話を聞いた綾野は「素敵だなと思う」と語り、以前磯村から台本の読み方を尋ねられた際に「読みたいように読めばいいと思う」と伝えたエピソードを披露。磯村も綾野について「現場でご一緒するごとにその時に必要な言葉をかけてくださった」と感謝し、今回の撮影でも「大きな背中を見せていただきました」と振り返り、さらに綾野の演技について「こんな武器がまだ剛さん持ってる」と驚いたそうで「本当にずるい人間ですよね(笑)素敵な先輩がそばにいて嬉しいなと思ってます」と幸せそうに語っていた。