上段左から:林翔太、松本幸大、中段左から:西葉瑞希、搗宮姫奈、陰山泰
下段左から:岩田陽葵、藤田玲

 

原作は、玉梨ネコの「リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩」(TOブックス刊)。「小説家になろう」から始まった原作は、現在までに小説版全2巻、コミカライズ(漫画/いづみやおとは、キャラクター原案/高瀬コウ、ストーリー協力/伊藤高史、構成/梶田まさよし)にてコミックス既刊3巻、4月には最終巻である第4巻が発売予定。さらにニコニコ漫画では現在100万回再生に達する大人気コンテンツへと進化、発展している。

今回、この人気作の初の舞台化となる。
演出には、劇団「エムキチビート」主宰であり、近年は話題の2.5次元公演やストレートプレイ、さらにフロードウェイミュージカルまでも手がける元吉庸泰、脚本には、アニメ、ドラマ、映画などの映像作品から舞台、ノベライズなど、活躍の場を拓き続ける小林雄次が務める。

本作の主人公佐倉いろは役には、舞台『陰陽師 生成り姫』、ミュージカル『ダブル・トラブル』『七人のおたく』など、俳優としての実力を発揮し続けている林翔太。VR世界で、いろはと対決するズィーク役には、幅広いジャンルでの活躍が目覚ましい松本幸大。

いろはが初めて作った戦闘妖精(ドール)ミコト役には、『魔進戦隊キラメイジャー』で注目され、人気舞台出演も続く西葉瑞希。ズィークに使役する戦闘妖精(ドール)9号役には、話題作への出演で注目を集めている搗宮姫奈。工房の主人・レトロ役には、ベテラン俳優であり、作品にスパイスで彩りを加える実力派俳優の陰山泰。いろはとともにバーチャル世界を旅するサラ役には、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズで注目を集めている岩田陽葵。そして、VR世界で最強の一角・ディアベル役には、幅広いジャンルの舞台やミュージカルで活躍中の藤田玲という魅力あふれる俳優陣が本作を創り上げる。

舞台『DOLL』は、6月1日(木)から5日(月)まで渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、6月16日(金)から6月18日(日)まで京都劇場にて上演される。

<ストーリー>
人形師の家系として将来を期待されていた佐倉いろは。最高傑作の人形をついに完成させ、人形師の日本一を競う 品評会で優勝、高く評価された。 ところが、いろはのアトリエは何者かの放火を受け全焼。一命を取り留めたいろはだったが腕に大火傷を負い二度と人形が作れない腕になってしまう。ある日、謎の差出人からDギアというVRマシンが送られてくる。 それは『DOLL’S ORDER』という仮想世界で人形を戦わせ、 最強の「DOLL」を目指すというものだった。
初めは人形を戦わせることに躊躇ういろはだったが、なぜか執拗にいろはを狙うズィークという男が現れ、次第に戦いにのめり込んでいく――。 そんな中、現実世界では放火犯の捜索が続いていた。仮想世界と現実世界、リンクする2つの世界でズィークの目論見が明らかになった時、いろは自身も気づいていなかったズィークとの因縁の戦いが始まる。
その先に待つのは闇か、希望か――。

【佐倉いろは役:林翔太 コメント】
『DOLL』に出演させていただきます、佐倉いろは役の林翔太です!出演が決まってから漫画を読みました。VRの世界で、ゲームの世界でもう一度立ちあがろうとするいろはに感情移入してしまいあっという間に読み終えてしまいました。佐倉いろはとズィーク、二人のそれぞれの物語りがあり、それがどう絡み合って最後にはどのような結末になるのか。絶対にお客様にも楽しんでもらえる作品になると確信しています。そして、演出は元吉さんということで安心感が半端ないです。共演の松本幸大とも久々にお仕事をするので、お互いの成長した姿を見せ合い更に成長できる気がして楽しみです。原作のファンの皆様も、楽しみに待っていてください!

【ズィーク役:松本幸大 コメント】
『DOLL』でズィーク役を務めさせていただきます!松本幸大です。
第一稿を読ませていただいたのですが…このズィークという役は僕にとって今までに演じたことのない役柄になりそうです。なので初めての役柄に挑戦させてもらえて嬉しく思います!色々なズィークらしさを出せるように精一杯演じます!!!林とはジャニーズ事務所に入った時からの仲間であり、今まで様々な仕事を一緒にしてきました。でもお芝居に関しては今回の『DOLL』が外部作品において初めての共演になるので今から楽しみです! 皆さんもぜひ楽しみにしていてください♡

【演出:元吉庸泰 コメント】
魅力的な原作だと思いました。美しい箱庭、仄暗い欲望、そこにいることを選んだ人。オンラインという世界は、心の在り方を実験し続けていると思います。いつだって怖くて、魅力的で。そしてそこに立ち向かうには一筋縄ではいきません。というかオンラインって設定、舞台演出家泣かせですよね。そこに生の俳優がいるのに。と思っている自分もある意味で“人形をつくる”というテーマにぶち当たっているんだと思う次第です。アバターが自己実現の手段になった現代。このテーマを扱える機会にとても喜びを感じています。集まって下さった素晴らしいキャスト、スタッフの皆さまとしっかり練り上げて参りたいと思います。