
本作は、長崎の民宿「あいかわ」を舞台に、男女の幼馴染たちが 高校時代から大人へと移り変わっていく中で、家族や友人やご近所さんたちと共に泣いて笑って過ごした青春時代を描くハートフルコメディー。
宅間孝行率いる劇団・東京セレソンデラックス(12年に解散)が2003年に初演し、05年と08年に再演され、当時多くのファンを感動の渦に巻き込んだ名作。
08年版を観て大ファンとなったという田邊俊喜が、劇団解散後の19年に再演の演出に迎えられて好評を博し、ついに4年後の今年、レジェンドステージのプロデュース公演として再び演出を務めることとなった。
主人公の相川元弥役には、近年数々の舞台で主演を務め、今年関西ジャニーズJr.を卒業して、舞台中心に活躍を続ける今江大地。
ヤンキー少年だった元弥に高校時代から想いを抱きながら、ずっと言い出せないまま大人になっていく少女三上夕役に、舞台との真剣に向き合いたいと、企画、プロデュース、出演をこなすソロプロジェクト“カリンカ”を立ち上げ活動を続ける橘花梨ほかを迎え、サタケミキオ名義で書かれた宅間孝行の名作の再演に挑む。
一見どこにでも、誰にでも経験のあるような青春時代の思い出。そして最後には思いも寄らぬ衝撃の展開が、感動の嵐を巻き起こす。
『日本で一番笑って泣ける!!』と言われた本作は、令和の今だからこそ世代を超えた共感を生むだろう。
<あらすじ>
AKBではなくおニャン子。バイキングではなくいいとも。iPodではなくカセットテープ。Appleではなくみかん箱….
そんな古き良き1980年代の長崎から物語は始まる。
舞台は長崎のとある町にある海の家兼民宿「あいかわ」そこに住むヤンキー兄弟、相川欣弥、元弥、雅弥の3人。
地元では「長崎のキングギドラ」の異名で恐れられていた。
そして、底抜けに明るくて底抜けにおバカな次男坊、元弥こと「もっちゃん」に淡い恋心を寄せる隣に住む幼馴染の三上夕。伝えたいけど伝えられない青春の片想い真っ只中!!
でも、そんな想いを知らない元弥はよりにもよって夕の親友である高橋薫に夢中。そんでもって薫はというと元弥の親友の塩屋憲太郎に恋をしてしまっているもんだからもう大変!なんとまあ綺麗な四角関係!
そして、青春時代の甘酸っぱい想いを抱えたまま大人になっていく夕たち。それぞれの初恋はどんな結末を迎えるのか、伝えきれず言葉に出来なかった想いの行方は…
【今江大地 コメント】
はじめまして。舞台『夕ーゆうー』で、相川元弥として出演いたします今江大地です。
この作品は、日本で一番笑って泣ける!と言われ何度も再演をし、たくさんの方に愛されているものです。
そんな作品に出演できることがめっちゃ嬉しいです。
こころ温まる物語であり、普段から意識していなかった「想いを伝える」について考えさせられるメッセージ性もあると感じました。
観に来てくださった方が、よかったと思えるような、そんな出会いができるように頑張ります。
また長崎の方言にも初挑戦します。是非観に来てください。劇場でお待ちしてます。
【橘花梨 コメント】
はじめまして。三上夕役の橘花梨です。
今回舞台『夕』に出演させていただける事、大変嬉しく思います。私は十代の頃に初めてこの作品に出逢いました。当時から本当に大切で、ずっと憧れてきた作品です。
人生の切なさや喜び、悲しみや希望がいーっぱい詰まったこの作品、一人でも多くの方の心にお届けしたいです。たくさんの方に観て頂けますように。
劇場でお待ちしております!