本作で、久間田が演じる茜のキャラクターの最大の特徴のひとつは、「ある理由」から学校ではマスクが手放せない、というもの。常に人の顔色を伺い、本音を胸の内にしまい込んだまま周囲に溶け込んで波風を立てずに過ごそうとする、どこか引っ込み思案な性格の持ち主。

今回新しく解禁された計4枚の場面写真は、久間田演じる学校ではマスクが手放せず、本心を隠して生きる優等生の茜が、自分とは正反対の性格のクラスメイト・青磁(白岩瑠姫)との出会いによって徐々に心のドアを開き、恋に落ちていく様を切り取ったものになっている。

周りから見た自分の印象についてのアンケート結果を美術の授業中に緊張した様子で発表をしている姿や、バスの窓に浮かび上がったハートマークをうっとりと見つめる様、学校の屋上にある青磁のアトリエを訪れ、マスクを外した茜が屋上で青磁と見つめ合う姿など、いずれも茜の感情やキャラクターがしかと伝わる魅力的なカットが公開された。

久間田は茜役を演じるにあたり、現役の高校生に普段のマスク事情やその心情についてヒアリングを行うなど、撮影前段階から熱心な役作りに臨み、「マスクを学校では手放せない」というキャラクターを表現する上で、より「目線」や「声色」を活かして茜の感情を表すことに徹底的にこだわったことも特筆すべき点である。自身初となるマスクを着けての演技に挑戦した本作、今回解禁された写真からも、青磁との出会いによって次第に色づいていく茜の感情がその目や醸し出すオーラだけでも手に取るように伝わってくる。

【STORY】
無彩色で息苦しいこの世界。救い出してくれたのは、“私を嫌い”な君でした――。
マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。
自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。
何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、
彼が描く絵と、まっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。
次第に距離を縮めていくふたりの過去がやがて重なりあい、初めて誰にも言えなかった想いがあふれ出す――。