
2010年、2014年に続き、3度目の上演となる本作は、ジャンヌ・ダルクという一人の少女が、時代に、政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」に焦点をあてた人間ドラマであり、歴史スペクタクルである。
公開されたスポット映像では、音楽を担当する三宅 純が作曲した、祈りにも似たブルガリアン・ヴォイスを背景に、真っ直ぐに前を見つめるジャンヌ・ダルク・清原果耶と、憂いある表情を見せるシャルル7世・小関裕太の姿が印象に残る映像は公式ホームページにて公開。
清原が身につけている甲冑は実際に使用されていたものを忠実に再現したもので、その重さはおよそ15キロにもなるが(本番時には別のものを着用)重さをものともしない凛々しい姿が映し出されている。
演出の白井晃は清原・小関の撮影に立ち会い、清原の撮影時には脚本の中島かずき(劇団☆新感線)も訪れて、その表情や剣の持ち方、立ち居振る舞いまでが細かく伝えられた。
約40秒という短い映像ながら「ジャンヌにどこまで寄り添い、一緒に戦うことができるのか」とコメントを寄せていた清原果耶の芯の強さ、存在感、そして純粋無垢なラ・ピュセル(乙女)であるジャンヌの姿が伝わる映像となっている。