
主演を務めた山﨑は「不器用で破滅的でも、誰よりまっすぐに人を想い続けるかや乃という人間が私は大好きです。彼女たちが守り続けた小さな温もりを、瀬戸内海の最高の景色と共に受け取っていただけたら幸いです。」と主演作への想いを明かした。
同作の製作は、NOBU PICTURESの金延宏明(「シャニダールの花」)が務め、監督に、『ソウル・フラワー・トレイン』『函館珈琲』など大阪在住の映画監督、西尾孔志を迎え、クスッと笑えてじんわり温かくなり小さな星くずがきらりと輝くような新作が完成した。失敗に容赦のない社会で、過去の事故や家族にとらわれて 今、自分自身を生きる、ことが難しい3人の“魂の脱出”を描く本作。
映画初主演にして、薬物に手を出しつつも父の面倒を見る、どこかに行ってしまいそうでいて芯のあるかや乃役を山﨑果倫が透明感溢れる演技で魅せ、今の自分を持て余しつつデコボコ親子に振り回される恋人役を若手実力派の呼び声高い森優作さんが好演。過去のトラウマを抱えるも何処か憎めない父は怪優・岩谷健司さんが繊細にそしてチャーミングに演じあげた。
他出演者には片岡礼子など実力派が勢ぞろいした。
人情喜劇に定評のある監督が、時に軽妙で、時に情感たっぷりに 全てを肯定する眼差しでリアルに描き、煌めく海の見える都市・明石をはじめ、淡路島、大阪のロケーションも見どころのひとつ。そのロケ地である大阪で祝!完成お披露目特別上映が開催される。またメインロケ地の明石においても試写を行う予定。
◆ロケ地お披露目上映に関して
映画『輝け星くず』完成披露特別上映
日時:2023年11月24日(金)〜30日(木)毎19:00〜
場所:扇町キネマ(大阪市北区南扇町6-26 扇町ミュージアムキューブ内)
http://omcube.jp/kinema/
<山﨑果倫 コメント>
恋人友達、たとえ家族でも、それぞれ違う傷を抱えて生きていると思います。
過去の傷を「まあいっか」と出来ず囚われながら、何とか前に進もうとする人間のお話です。
くすぶって、間違って、それでも真ん中にはいつも愛がある。
不器用で破滅的でも、誰よりまっすぐに人を想い続けるかや乃という人間が私は大好きです。
彼女たちが守り続けた小さな温もりを、瀬戸内海の最高の景色と共に受け取っていただけたら幸いです。
【あらすじ】
閉所恐怖症の元マジシャンである父、
過去にとらわれ薬物に手を出す娘と、その恋人のお人好しの青年。
少しだけ心に穴の空いている3人の織りなす、
大真面目、でも、何処かとぼけた人生回復ムービー
ある日突然、かや乃が逮捕される。恋人の光太郎は状況が飲み込めないでいると、かや乃の父・慎介から呼び出される。「かや乃の保釈のために勾留地である四国まで一緒に行ってくれないか?」。自称パニック障害でわがまま放題の慎介と光太郎の海を越えての珍道中が始まる。
一度傷を負った者たちが起こす、一世一代の<脱出>は成功するのか?
本公開は2024年春公開予定