役所 広司
俳優
1956年1月1日生まれ。長崎県諫早市出身。
83年、NHK大河ドラマ『徳川家康』で織田信長役を好演し、脚光を浴びる。
85年、故・伊丹十三監督の『タンポポ』に出演。その後もテレビドラマ、映画などに数多く出演する。
95年に主演した『KAMIKAZE TAXI』では、毎日映画コンクール 男優主演賞を受賞。
96年には『Shall we ダンス?』『眠る男』『シャブ極道』で国内の映画賞で主演男優賞を独占。
また、東京国際映画祭 主演男優賞を受賞した『CURE』(97)、カンヌ国際映画祭 パルムドールを受賞した『うなぎ』(97)、同映画祭 国際批評家連盟賞・エキュメニカル賞を受賞した『ユリイカ』(01)、シカゴ国際映画祭 主演男優賞を受賞した『赤い橋の下のぬるい水』(01)など、国際映画祭への出品作品も多く、数々の賞を受賞している。
05年には『SAYURI』、続く06年にはカンヌ国際映画祭 監督賞、エキュメニカル賞、ゴールデングローブ賞 作品賞、米アカデミー賞 作品賞にノミネートされた『BABEL』に出演。
ヴァレンシェンヌ映画祭(03・フランス)において、これまでの映画界への功労を表彰され(‘オマージュ’賞)、ドービル・アジア映画祭(08・フランス)においても、 映画出演とアジア映画への貢献に対して‘TRIBUTE’(賛辞式)を受ける。また、12年にはNYジャパンソサエティよりCUTABOVE賞とハワイ国際映画祭からはキャリア功労賞、17年には日本映画祭「ニッポン・コネクション」(ドイツ)でニッポン名誉賞、シンガポール国際映画祭でもシネマ・レジェンド賞を受賞。19年のアジア全域版アカデミー賞「第13回アジア・フィルム・アワード」では、特別賞 Excellence in Asian Cinema Awardと『孤狼の血』で主演男優賞をダブル受賞。
その他にも、国際映画祭 フィルム・マドリッド(08・スペイン)では『象の背中』の演技で最優秀俳優賞、ドバイ国際映画祭(11)のアジア・アフリカ部門(『キツツキと雨』)やシッチェス・カタロニア国際映画祭(14・『渇き。』)でも最優秀男優賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受ける。
09年には、主演の『ガマの油』で、初監督を務める。
12年、紫綬褒章を受章。
近年では、第42回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞した『孤狼の血』(18)や、シカゴ国際映画祭(20)で最優秀演技賞の他、観客賞も受賞した『すばらしき世界』(21)など、数々の話題作に出演。
また、2014年に発表された「キネマ旬報 創刊95周年×KINENOTE 特別企画 オールタイム・ベスト10」の男優部門では現役でただ一人、日本映画史に残る名優らと並んで第8位に入るなど、日本を代表する俳優として活躍している。
2022年には『峠 最後のサムライ』(小泉堯史監督)の公開を控えている。
映画『孤狼の血』
(2018)
映画『すばらしき世界』
(2021)
映画『峠 最後のサムライ』
(2022)
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