桐島 洋子
作家・エッセイスト
1956年都立駒場高校を卒業して、文藝春秋に入社し、9年間ジャーナリズム修行ののち、1965年退社し、フリー・ライターとして世界を巡遊。1967年には従軍記者になり、ベトナム戦争を体験する。1968年からアメリカで暮らし、1970年処女作『渚と澪と舵-ふうてんママの手紙』刊行を機に帰国。1972年には、アメリカ社会の深層を抉る衝撃の文明論『淋しいアメリカ人』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。以来、マスメディアの第一線で著作・テレビ・講演などに幅広く活躍しながら、独身のまま、かれん(モデル)・ノエル(エッセイスト)・ローランド(フォトグラファー)の3児を育て上げる。料理ブームのさきがけとなったベストセラー『聡明な女は料理がうまい』や、女性の自立と成熟を促した『女ざかり』シリーズをはじめ、すべて実体験に基づく育児論、女性論、旅行記などは、その斬新な発想と痛快な迫力で広く人気を集めた。1982年には勝見洋一(美術鑑定家・エッセイスト)と結婚。子育てを了えてからは、"林住期"を宣言して仕事を絞り、年の三分の一はカナダで晴耕雨読し、人生の成熟の秋を穏やかに愉しみ、環境問題・ホリスティック医療・氣功・精神世界などにも関心も深めている。また、東京中目黒の自宅で、大人の寺子屋「森羅塾」を主宰している。他著書に、『マザー・グースと三匹の子豚たち』『いつでも今日が人生の始まり!』『残り時間には福がある』『女が冴えるとき』『骨董物語』などがある。
著書『渚と澪と舵-ふうてんママの手紙』
(1970)
著書『淋しいアメリカ人』
(1972)
著書『聡明な女は料理がうまい』
(1999)
http://yokokirishima.jugem.jp/
(桐島洋子 ブログ)