
この日は、大正時代を生きた実在の男女3人の出口のない三角関係という複雑な恋愛模様を描いた本作の内容にちなんで感情的になった“赤い春”なエピソードトークが展開された。
岡田は、高校3年生だったときの学生時代を回顧。当時まったく音楽に興味がなかったにも関わらずバンドメンバーに加入したと話す岡田は「ドラムを叩くことになって、ドラムを無我夢中に練習してた」と当時を振り返るも、「当日ギリギリまで一生懸命ドラムの練習をしたんですけど、1曲目で足がつってしまって叩けなくなってしまって、すごく悲しくなった」と苦い思い出を口にすると、広瀬は「素晴らしいエピソード持ってるじゃん!」と絶賛していた。
次いで、木戸は「しょうもない話なんですけど…」と前置きしつつ、最近オンラインゲームにハマってると告白。「ゲームの中でボイスチャットってのがあって、それをオンにしてやったりするんですよ。この間、たまたま小学生の子と一緒にゲームをやることになって、最初すごくお兄さんのような感じで話しかけてくれた」と最初は順調だったそうだが、木戸のミスでゲームーオーバーになってしまったと言い「『何やってんの?』ってむちゃくちゃ怒られて…ここ最近そこまで怒られることなかった」と悲しげな表情を浮かべていた。
本作は「文化の百花繚乱」の様相を呈した大正から昭和初期を舞台に実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描く。実在の女優・長谷川泰子を広瀬すず、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる青年・中原中也を木戸、のちに日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄を岡田が演じた。
この日は岡田と木戸のほか、主演の広瀬、主題歌を担当したキタニタツヤ、監督の根岸吉太郎も出席した。