(c)2025「君の顔では泣けない」製作委員会

第12回「小説 野性時代 新人賞」を受賞し、発売前に重版が決定するなど、大きな注目を集めた君嶋彼方による小説『君の顔では泣けない』(KADOKAWA)が実写映画化。
主演には、『累ーかさねー』(19)、『散り椿』(19)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、トレンドを席巻し大きな話題となったドラマ「波うららかに、めおと日和」(CX)でも主演を務め、数々の作品で芯のある演技を見せてきた芳根京子。入れ替わったことをなかなか受け入れられないまま馴染めず、不器用でありながらも誠実に生きようとする主人公・坂平陸を、揺れ動く衝動と痛みをもって演じ切った。そして、陸と入れ替わってしまう水村まなみ役には、ドラマ「だが、情熱はある」(NTV)のほか数々の作品で注目を浴び、現在放送中のドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS)でも主演を務めるほか、10月公開の映画『おーい、応為』では自身初の時代劇に出演するなど、アーティストとしてだけでなく俳優としても進化を続ける髙橋海人。心に【まなみ=女性】である本音を隠し、うまく【陸=男性】として気丈にふるまう難しい役どころを、柔らかな眼差しと感情で体現した。
監督は『決戦は日曜日』(22)の坂下雄一郎。リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの時間を切なく、そして瑞々しく描き出している。

この度、初の本編映像となる特報が到着。映像では、入れ替わった陸とまなみが元に戻れないまま、お互いの人生を歩む様子が印象的なスチールと共に描き出される。進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れ。15歳から30歳までのかけがえのない15年間がエモーショナルに紡がれる。芳根演じる陸が「入れ替わったのが水村でよかった」と声をこぼすと、髙橋演じるまなみも「私もいま同じこと言おうと思ってた」と和やかに答える。
映像は、「私の顔で情けなく泣かないでくれる?」 というまなみの言葉から、溢れる涙を必死に堪えようとする陸の表情に『君の顔では泣けない』というタイトルが合わさる印象的なカットで締められる。
“この人生は、本当は君のものだからー”。
互いの人生を15年にわたって歩んできた時間や葛藤がにじむ、切なすぎる特報映像が解禁となった。

(c)2025「君の顔では泣けない」製作委員会

さらに、ふたりの15歳を演じたキャストも合わせて解禁。陸役を演じたのは、2022年に行われた第9回「東宝シンデレラ」オーディションを受け、審査員特別賞を受賞し芸能界デビューとなり、「とりあえずカンパイしませんか?」(TX)でドラマ出演を果たし、フレッシュな魅力でこれからの活躍に期待が高まる、西川愛莉。西川は、本作の出演について「オーディションの結果を聞いた時は、とても嬉しかったと同時に、陸とちゃんと向き合っていけるのか、不安もありました。この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです」とコメント。
そして、まなみ役を演じたのは、スターダストプロモーション所属の新人&若手俳優集団・恵比寿学園男子部”EBiDAN”の研究生である「EBiDAN NEXT NAGOYA」のメンバーとして活動し、「D&D〜医者と刑事の捜査線〜」第3話(TX)でドラマ初出演を果たした武市尚士。武市は撮影時を振り返り、「俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました」と語った。西川も武市も、本作が初の映画出演となる。
ふたりが瑞々しく息を吹き込んだ高校生時代の陸とまなみにも目が離せない。

<コメント>
■西川愛莉:坂平 陸(さかひら・りく)役 ※入れ替わった後の役名
オーディションの結果を聞いた時は、とても嬉しかったと同時に、陸とちゃんと向き合っていけるのか、不安もありました。
突然体が入れ替わり、帰る家も、話せる友達も、見える景色もすべて変わってしまった2人。
「自分のやりたいことって何だろう」「そもそも自分って誰なんだろう」
誰にも相談できない秘密を抱えながらも、「元に戻れる」という希望を信じ、進み続ける2人。
脚本や原作を読む中で、陸の悩みや葛藤、悲しみや孤独と沢山向き合っていきました。
ファンタジーな世界観でありながら、繊細で丁寧な、そして陸とまなみに寄り添ったお話です。
この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです。

■武市尚士:水村まなみ(みずむら・まなみ)役 ※入れ替わった後の役名になります
水村まなみの高校生時代を演じました、武市尚士です。
小説を読んだ時から、さまざまな解釈ができて終わりのないこの物語に、引き込まれていました。そして、自分がこの作品でまなみを演じさせていただくことが決まってからクランクアップまでの間、何度も何度も脚本読み返す中で、読むたびに新たな気づきがあり、より深く考えながら演じました。
俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました。いきなり始まった新しい生き方を、まなみなりに向き合い生きる姿勢に、僕自身がたくさん勇気をもらいました。
自分の人生の尊さと大切さをあらためて感じられる作品です!ぜひ、劇場でご覧ください。