
イベントでは本作が入れ替わりの物語ということにちなんで、登壇者が『入れ替わってみたい人』でトークを展開された。
MCから振られると悩みつつ「1時間ぐらいAI」と回答した髙橋、周りからの微妙な反応に「AI使ったことありますか?AとIでAI」とアルファベットで説明して会場は爆笑。「話したりしてるとぐるぐるぐるぐる(ロード時間)ってパーってめちゃくちゃ長い文字出てくる。ってことはここでAIがめちゃくちゃ資料を引っ張り出して調べてる時間があるんじゃないって思った。擬人化したAI、相当大変だろうけど」と真面目に説明すると、芳根は「AIってアナログなんだ。バイトみたい」とぽつり。髙橋は「厳しい世界っすよ!タイパが悪いと思います」と笑わせていた。
そんな髙橋と“10秒”だけ入れ替わりたいと志願した武市は「髙橋さんが普段見てる景色だったりとかステージとか…」と理由を説明するも髙橋から「一緒!一緒!今めちゃくちゃ一緒だよ」と指摘され「同じ景色だ!ちょっとずれれば一緒ですね」とお茶目な一面をみせる。ここで髙橋が「自分もライブやってて他の人に見せてあげたいとか思います。あの光景ってほんとに唯一無二でどんな景色よりもまじ綺麗」と話すと、芳根は「10秒で足りる?」とツッコみ。すると髙橋からの「もうちょい貸してあげる」と優しい提案に、武市は「じゃあ15秒」と終始低姿勢な姿に髙橋への憧れがにじみ出ていた。
原作は、2021年9月に発売され、瞬く間に話題となった君嶋彼方によるデビュー作『君の顔では泣けない』。数々の名作を世に送り出してきた“入れ替わりもの”に15年も入れ替わったままという独自の設定を加え新たな物語が完成。入れ替わったまま大人になっていくふたりの時間が切なく、そして瑞々しく描かれる。入れ替わってしまうふたり、坂平陸を芳根京子、水村まなみを髙橋海人が演じている。