
先週14日より公開された本作は、「入れ替わりモノの一つの頂点と言ってもいい映画」、「今年最高の実写映画」「久々に映画館でドカ泣きしてしまった」「超絶大傑作!!脚本の力強さが凄まじく、オールタイムベスト級」など公開直後から絶賛の嵐。映画通たちの評価も高く、その切ない15年の物語に多くの口コミが寄せられている。そんな本作より、SNSでも話題となっている本編映像が公開となった。
15歳から入れ替わった人生を過ごしてきたふたりは、誰にも言えない秘密を抱えながらもお互いを励まし合い15年、互いの体で様々なライフイベントを経験していく。苦しい時にも、辛さや苛立ちをぶつけることはせず、明るく振舞うまなみにいつしか支えられていた陸だったが、陸の“本当の”父親が亡くなってしまうことで、これまでどこにも吐き出せなかった気持ちが堪えきれず溢れ出してしまう。自らの父親を本当の姿で看取ることができず、一番辛い時に母親に寄り添うこともできない。本当の息子であるのにも関わらず、他者として接する母親は、まなみと肩を寄せ合って悲しみを共有していた。そんな状況に耐えきれない陸は、「本当の坂平陸は俺だ」ということを家族に伝えたいとまなみに言い出す。
今回解禁となったのは、そんなやけくそにも思える陸の提案から、ふたりが初めてお互いの感情をぶつけ合うシーン。
冷静になって、やめたほうがいいということを伝えようとするまなみだが、「幸せそうに生きてるやつには分からない」と陸が攻撃的に畳みかけられたことで、まなみも「坂平くんは私の人生に関わろうとしすぎなんだよ」と言い返す。そして遂に、陸が「ショックだわ。“運命共同体”みたいなもんじゃないの、俺ら」「お前さ、元に戻る気ないだろう?」と踏み込んだ冷たい言葉を放つと、まなみは「戻りたくないわけないでしょ」と感情を露わにする。そして、陸の「俺の顔で情けなく泣かないでくれる?」という台詞で映像は終わる。
まなみが発する「戻りたくないわけないでしょう」という台詞は、感情が昂って言葉に詰まったテイクが敢えて本編に使用されており、坂下監督は「よりリアルに感じた」とこのシーンの髙橋を絶賛。更に、演じた芳根も「2度と言いたくない」と思ったという「俺の顔で情けなく泣かないでくれる?」と冷たく突き放すような言葉も、印象に刻まれるものとなっており、観客の心を強く揺さぶるシーンとなっている。




