本作は、近代演劇の父とも称されるノルウェーの劇作家イプセン(1828-1906)の代表作の一つ『ヘッダ・ガブラー』を下敷きに、現代の日本の芸能界で、愛すること愛されることを求め、ありのままの自分自身でありたいともがく人々を描く。

芸能界が舞台となる本作。改めて、この世界に入って一番良かったと思うことを聞かれると、髙木は「Hey!Say!JUMPのメンバーと同じ時代に同じ事務所に入って出会えて良かったなと思います。彼らがいないと、もしかしたらこの作品だってできていなかったかもしれないので、一番良かったなと思います。…すっごい良いこと言いました!」と自画自賛。「でも本当なんですよ!仲が良いというのはありますし、何か新しいことにチャレンジするにも、彼らの顔が出るし、これはやって皆に対して迷惑かからないとか、そういうことを考えながら、多分メンバー全員そうやって仕事をやっているなと思います」とメンバーとグループに対する熱い思いを語る。

本作で髙木が演じるのは人気ロックミュージシャンということで、マイクスタンドでのライブシーンもあるが、「普段はJ-POPでキラキラアイドルソングを歌って踊っていて、歌っている最中にフリータイムもそんなにないので、ロックアーティストの方たちは1曲、自分で体で表現しなきゃいけないというのが、今まで振り付けをつけてもらってやっていたから、フリーでやれって言われて、難しいなと思いました。ここで乗って!と言われても、乗るってどうだっけ?って。でも、歌うのはすごく気持ちいいです!」と手応えを感じている様子。今回を機にロックにハマってしまうのではないか?という問いかけに、「どうですかね?もしかしたらね、メンバーの山田(涼介)とかもソロで今やったりしているので。続いちゃうかもしれませんね」とニヤリ。

また、物語の終盤の展開について「今までは自分たちの中の日常のリアルな感情を出す舞台をものすごくやってきて、そういうリアルな感じの舞台を見せていきたいと自分の中で決めていたので、コメディとかちょっとぶっ飛んだことはやってこなかったんです」と、これまでを振り返る。
「だから、一旦ここでそういう役を区切って、もっと幅を自分で広げていこうかなと。“一旦やめる”です。うまく書いてください!オファーが来なくなったら困るので(笑)」と笑いを交えながら含みを持たせていた。

さらに、タイトルにちなんで、お酒を飲むのに最高のシチュエーションを聞かれると、「普段どんなシチュエーションでもお酒が好き」と前置きしながら、「良い人ぶるなと思われるかもしれないんですけど、10年に1回の母親と飲むお酒です。20歳の時に、母から10年後に一緒に飲もうねということでワインをいただいて、30歳になった時に一緒に飲ませてもらって。また30歳でいただいて、次は40歳で飲めるので、それが一番楽しみです」と、母親とのほっこりエピソードを披露した。

会見には髙木のほか、黒羽麻璃央、蓮佛美沙子、山本卓卓(作)、白井晃(演出)が出席した。PARCO PRODUCE 2026『ジン・ロック・ライム』は、3月10日(火)より東京・PARCO劇場を皮切りに、広島・愛知・大阪・福岡にて上演。