
映画や配信ドラマなど国内外でかつてないほど新しい時代劇が脚光を浴びる中、NHKが東映とタッグを組み、スペシャル時代劇『銭形平次』を制作。
主演には、土曜ドラマ「正義の天秤」以来のNHKドラマ主演となる亀梨和也を迎え、スタイリッシュでアクティブ、 そしてポップな“令和の平次”が“爆誕”する。
時は江戸・文化文政時代。町人文化が花開いた寛政時代を経て、世は享楽的で退廃的な様相を呈していました。拝金主義、藩政の堕落、犯罪の増加・・・。そんな中、並外れた身体能力と頭脳で、「捕り物の天才」と言われた男が江戸をにぎわせていた。
国民的作家・野村胡堂が生んだ、ご存じ『銭形平次』。1931年から続く人気キャラクターにして、26年間にわたって、全383編の物語が書き継がれてきた。架空の人物でありながら、東京・神田明神には記念碑が立てられているほど、今も多くの人に愛されている。
スペシャルでは、一介の“岡っ引き”だった平次が、その名を江戸中に響かせるに至った、ある大事件を描く。
混迷する令和の今、飽くことなく“真実”を追い求め、正義を遂行せんとする稀代のヒーロー「銭形平次」を、新しい切り口でリブートする。
【主演・亀梨和也 コメント】
子供の頃、テレビで見ていた作品にまさか自分が出演させていただける日が来るとは思ってもいませんでした。
錚々たる大先輩方が演じられてきた「銭形平次」。
最初にお話をいただいた時は、嬉しさと同時に大きなプレッシャーも感じました。
撮影で京都を訪れ、スタッフの皆さんが「銭形平次」という作品を大切に守り続けてきた思いに触れ、その熱意に支えていただきながら撮影に臨むことができました。
この作品に関わることができたことを、心より光栄に思います。
長く愛されてきた伝統を大切に受け継ぎながら、令和の時代ならではの新しい銭形平次を皆さんにお届けできたら嬉しいです。
ぜひ楽しみにしていてください。
【脚本・山岡潤平 コメント】
小学生の頃、両親が共働きだったので、祖父母の家でよく過ごしました。
禿頭に襟足を田舎のヤンキー子供のように伸ばしクルリンと巻いていた祖父と、アロエに絶対的な信頼を置く祖母が時代劇好きだったので、夕方になると人気時代劇の再放送を必ず観ていました。なので僕もよく隣で一緒に観ていました。
その中で「かっこいいな」と思ったヒーローが二人いました。
その一人が、銭形平次です。
必殺技が“飛び道具”というのが子供にとっては最高で、真似をして五円玉をよく投げていました。
あれから30年以上が経ち、まさかその銭形平次をリブートさせていただけるとは、まさかもう一人のヒーローがサンバを踊っているとは、思いもしませんでした。
そんな郷愁にも浸りつつ、30年の思いを込めて、最高のものを書きました。
天国のじいちゃん、ばあちゃん、観てやー!!
【音楽・井筒昭雄 コメント】
豊島監督と「いつかこんな音楽を」と話していた曲想があり、今回はそのイメージをもとに「銭形平次」の音楽をご依頼いただきました。とてもありがたいお話で、即座にお引き受けしました。
メインテーマは、繰り返されるフレーズが重なり合うことで高揚感を生み出す構造に。また江戸の活気を感じさせる楽器として、和太鼓やチャンチキなどの打楽器を取り入れました。その中から徐々に浮かび上がってくる強い意志のような音像は、平次のキャラクターにもしっくりと重なり、とても気に入っています。
その他の楽曲でも、亀梨さん演じる平次の、飄々とした佇まいの奥にある“鋭い眼光と真実を見極める姿”を、さまざまな角度からイメージして制作しました。
作品とともに、音楽も楽しんでいただけましたら嬉しく思います。
【演出・豊島圭介 コメント】
「銭形平次をリブートする。しかも亀梨和也さんで!」
プロデューサーからそう聞かされ、一気に気持ちが昂りました。
数々の名優が受け継いできた銭形平次というキャラクターを令和の時代に生まれ変わらせるという大胆なチャレンジに挑めるのは、亀梨さんのような色気と、ユーモアと、大きな存在感、という魅力を持つ人だけだと思ったからです。完成した作品を見てもその予想は完全に的を射ていて、今まで誰も見たことのない新しい平次像が生まれていました。監督の僕としても代表作と言えるような作品ができました。とにかく、頭から最後まで無茶かっこいい銭形平次ですので、ぜひご覧ください!
<あらすじ>
ある日、神社の境内で男の死体が発見され、その懐には建物の図面のような紙切れがあった。
早々と捜査に乗り出す平次。平次の同僚の岡っ引き・万七は、単なる物取りの犯行だろうと早合点するが、平次は強い不信感を抱いていた。
南町奉行所の筆頭与力・笹野新三郎によると、裏で大きな陰謀がめぐらされている疑いがあり、奉行所も事態を重く見ているという。笹野は、平次の優れた着眼点を信じ、この事件への協力を依頼する。
同じころ、ちまたでうわさの旅一座が江戸に。看板女芸人のつばめが歌う歌とパフォーマンスが評判を呼んでいた。 この日は、平次と八五郎、平次と懇意のお静も一座を見に行き、その芸に魅了される。
しかし、平次は「つばめの目は寂しい」とつぶやく。
ある日、瓦版でつばめと座員との熱愛が報じられる。人気者の醜聞に、江戸の人々は騒然、一座内でも「誰が情報を漏らしたか」という不穏な空気が流れる。
やがて、二つの事件が複雑に絡み合い、更なる殺人事件が…。
―――「江戸で評判の大親分・銭形平次」の誕生を決定付けた、謎が謎を呼ぶ大事件!




