
激動の幕末史に歴史の“敗者”の目線=“ウラ側”から迫る第66作 大河ドラマ『逆賊の幕臣』。
主人公は、日本初の遣米使節として海を渡り、新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才。幕末に生きた“ラスト・サムライ”にして、誰よりも早くニッポンの近代化を担った“ファースト・モダン”幕臣・小栗忠順(おぐりただまさ)。
今回は、小栗を子どものころから知り尽くした仲間たちを演じるキャストが解禁となった。
大河ドラマへ5回目の出演となる青木崇高が演じる栗本鋤雲(くりもと・じょうん)は、幕府医官・喜多村家の三男。大らかで好奇心旺盛、「おばけ」と呼ばれるほど文武に長けた秀才で、5歳下の幼なじみである小栗はいつも彼に勝てない。やがて奥詰医師の栗本家の婿養子となるが、漢方医ながら軍艦操練所入りを希望したことで蝦夷地へ左遷される。そこで宣教師のカションと交友を深め、蝦夷地の開拓事業に尽力した。その功を認められて江戸に戻され、目付(幕臣の監視役)に抜擢。フランス公使の通訳となったカションと再会し、小栗と共に対仏外交の最前線に立つ。
<コメント>
栗本鋤雲さま。
失礼ながら、この度のお話をいただくまで貴方のことを存じ上げませんでした。
しかし、貴方のその経歴や生き様をたどる中、常に『事の本質』を見極めようとする、知への苛烈なる好奇心を感じました。
それは、時代を超えて私の心をぶち抜き、強く掴んで離しません。
貴方の眼前にいた小栗忠順という人物をしっかりと見据え、「日本の大転換期」をどう生き抜かれたのか。その姿を深く刻み込みたいと思います。
どうぞお見守りください。

大河ドラマへ4回目の出演となる高橋光臣が演じる駒井朝温(こまい・ともあつ)は、小栗より3歳上の幼なじみで、温和かつ誠実な人柄の旗本仲間。ひと足早く目付に昇進し、小栗の上役となる。遣米使節団に抜擢された小栗には子どもがおらず、何かあった時のために養子を取らねばならなかったが、そこで頼られたのが駒井家。駒井は次男の忠道を小栗家の後継ぎとして送り出すことで、命がけの渡航に出る小栗を支えた。大老・井伊直弼の暗殺「桜田門外の変」では吟味役として事件を裁く。小栗の帰国後、同じ時期に勘定奉行を務めるなど、度々同僚となる。
<コメント>
この度、『逆賊の幕臣』にて駒井朝温を演じさせていただきます。激動の時代の中で、最後の最後まで徳川幕府に忠誠を誓った幕臣の一人。その静かな強さと誠実さに深く惹かれています。小栗忠順という稀代の人物を、若い頃より知る存在として、言葉にしない想い、武士の覚悟を大切に演じ、最後まで小栗忠順の歩む道を見続けたいと思います。ぜひご期待ください。

自宅は小栗家のすぐ隣。直情型で武断派の熱き幼なじみ・滝川具挙(たきがわ・ともたか)を演じるのは、本作が大河ドラマ初出演となる声優・俳優・アーティストの宮野真守。小栗家の屋敷の真隣に住んでいた幼なじみの旗本。若いころは茶目のあるムードメーカーだったが、外国奉行、神奈川奉行、京都町奉行と順調に出世し、大目付にまで上り詰める。攘夷の嵐が吹き荒れる京都で、町の治安維持のために奮闘。徳川幕府に絶対的価値を置く滝川は、徳川慶喜が大政奉還をした時も朝廷に政権を返すことに猛反対し、薩摩藩の江戸での挑発行為にも、薩摩討伐を強硬に主張した武断派であった。戊辰戦争では、小栗と同じく新政府軍への徹底抗戦を主張する。
<コメント>
自身初の大河ドラマ出演になります。このような機会をいただき、とても光栄に思います。膨大な設定資料、綿密な打ち合わせ、入念な事前準備などに、スタッフの皆様の熱意を感じ、プレッシャーを抱きつつも、チームの一員になれる喜びと新たなチャレンジへのやる気に満ち溢れている現在です。私の演じる「滝川具挙」は、「小栗忠順」の幼なじみで、若輩の頃から意見を交わし合い、性質の違いから時にぶつかり合い、幕臣としてのなんたるかを追求していきます。小栗に対しても物語に対しても刺激を与えられる存在であれるよう、誠心誠意臨んでいきたいと思います。
身の処し方が器用でスマートで、ちょっと皮肉屋の幼なじみ・朝比奈昌広(あさひな・まさひろ)を演じるのは、大河ドラマ初出演となるお笑いコンビ・モグライダー芝大輔。小栗と駒井・滝川らと共に青春時代を過ごした旗本仲間。12代・家慶から13代・家定まで、将軍の側近くに仕える小姓を務めたせいか、失礼のない立ち居振る舞いが身についているのはもちろん、将軍のそばで見聞きした職務上の機密は守るというガードの固さも求められるため、万事につけて如才がない。自分が損をしそうになるとするっと身をかわす器用さがあるが、仕事はきっちりこなすため、長崎奉行や外国奉行、勘定奉行など要職を歴任。特に外交畑で活躍する。
<コメント>
この度、朝比奈昌広役を演じます芝大輔です。
まず自分に大河ドラマ出演のお話がきた時は驚きで笑ってしまいました。人間は本当にびっくりした時、笑うものなんだなと再認識したのを覚えています。そして自分が昔から好きで興味のあった江戸末期から明治の時代が舞台という事でその世界に入っていけるのが凄く楽しみです。朝比奈は将軍の小姓という武士らしい経歴の人物ですので作法や仕草などもしっかり体現出来るように頑張ります。

3回目の大河ドラマ出演となる荒川良々は、三野村利左衛門(みのむら・りざえもん)を演じる。庄内藩士の家系に生まれるが、父が浪人となり諸国を放浪。流れついた江戸で小栗家の奉公人となる。 読み書きが不自由ながら頭の回転は早く、6歳下の忠順から「リザ」と呼び慕われた。やがて砂糖商の家の婿養子となり小栗家を出ていくと、苦労のすえ両替商に転身。開国による両替業務で才覚を表し、幕府御用達の三井組の大番頭となる。勘定奉行となった小栗の財政政策を民間の立場から支えるが、討幕の勢いが増す中、商人として生き残りをかけた苦渋の決断を迫られていく。
<コメント>
今年の2月に衣装、かつら合わせが渋谷のNHKでありました。ワタクシが演じる三野村利左衛門の人物像など貴重な説明があり、約100名程のスタッフの方達と挨拶をしました。その時に感じたことなんですが、皆が面白い作品をつくるぞ!というのがビシビシと伝わってきました。ワタクシもそれに乗っからない手はない!
松坂桃李さんとは初めての共演です。
楽しみでしかありません!まだキャストが発表されてませんが、まさかあの人が出演されるとは…、大河ドラマで共演するとは夢にも思ってませんでした。え!?誰かって…すみません、発表までしばししばしお待ちを!
この方達が居なかったらワタクシは俳優やってなかったであろうと断言できます!
とにかく面白い大河ドラマになるように一生懸命がんばります!

<出演者発表にあたって> 制作統括 勝田夏子
今回ご紹介する方々は、小栗の生涯を通じた仲間たちです。栗本鋤雲はバディとも言うべき存在。おおらかで規格外の才能を持ち、単身での交渉が許されない幕府外交において、彼だけはフランス人とサシで話す許可を得るほどの人間力がありました。脚本家・チーフ演出・私の3人とも最初に挙げたのが青木崇高さん。イメージぴったりです。
また、幼なじみの旗本トリオは多彩な顔触れとなりました。誠実で頼れる駒井朝温には、“朝ドラ”をはじめ松坂桃李さんと何度も共演され、時代劇経験も盤石な演技派・高橋光臣さん。武断派の熱い男・滝川具挙には、声優界の大スターであり、俳優としても舞台での主演から映像界へと活躍の場を急拡大されている宮野真守さん。皮肉屋で如才ない朝比奈昌広には、M1ファイナリストから大ブレークを果たされた実力派芸人にして、俳優業にも目覚ましい進出ぶりの芝大輔さん。この3人が幼少期からの気安さで小栗にツッコミを入れたり、幕府のうわさ話に沸いたり。責任ある立場になると協力しあうこともあれば、時には対立もしていきます。更に、小栗家を語るのになくてはならない存在が荒川良々さん演じる三野村利左衛門。少年時代の小栗が慕った奉公人で、後に三井の大番頭として小栗の経済政策を支えるのですが、やがてその絆が試されていきます。
互いを知り尽くしている者同士が激動の中で繰り広げる人間模様に、どうぞご期待ください。








