Ⓒ2027 K2 Pictures

2023年に沖縄の社会問題を鮮烈に描き、数々の海外映画祭に出品された、映画『遠いところ』(工藤将亮監督)で映画初主演を果たした花瀬。過酷な現実に向き合う17歳の母を体当たりで演じ、大きな注目を集める。その後、興行収入147.9億円を記録した新海誠監督の大ヒットアニメーション映画『すずめの戸締まり』(2022年)、興行収入50億円超えとなり、海外での評価も高い『8番出口』(川村元気監督/2025年)など、大作・話題作への出演でキャリアを重ね、2026年下半期にはわずか3ヶ月の間で『マッチング TRUE LOVE』(内田英治監督/9月25日公開)、『わたしの知らない子どもたち』(西川美和監督/10月16日公開)、『4アウトーもう一度、プレイボールー』(稲垣壮洋監督/11月7月公開)、『すべて真夜中の恋人たち』(岨手由貴子監督/11月13日公開)と、4作の出演作が公開されるなど、その確かな演技力で多くの作品において存在感を示している。

今回、花瀬が演じるユキは、染谷将太演じる建設コンサルタント・二宮の従姉妹であり、ダンススクールに務める傍ら、二宮の助手を務めている。どんな状況でもひるまない度胸の持ち主であり、二宮を冷静にサポート。全編・大阪弁の役柄で、物語のポイントになると井筒監督をはじめとする製作陣が重要視している役柄であり、当初キャスティングが難航した。
“芯のある強さとヤクザを目の前にしても屁とも思わない腹の据わった雰囲気”、“流暢な関西弁を操る”、“愛嬌がある”この条件が揃い、井筒監督がOKを出す人がいるのか。製作陣が頭を抱えていた中、花瀬の存在に気づき、監督との面談を実施すると、井筒監督もひとめぼれ。面談が終わるや否や、「あの子ええやん!ユキやん!決まりや!」と即決にいたった。
東京出身でありながらも、両親が関西出身で、幼い頃から関西弁に触れていた花瀬。ただ、今回は井筒監督から“浪速の女”を演じてほしいとのリクエストがあり、自ら申し出て、自身の撮影シーンより2週間早く大阪入りしたという。ディープな大阪の空気を一身に浴びて、ユキをつくった花瀬からは「私も井筒監督作品のファンとして、最新作を心待ちにしていました…(中略)新世界で出会ったお姉さまに『大事なんは、相手を笑かしたいっていうサービス精神やで』と教えていただきました。浪速のサービス精神が、伊藤さん、染谷さんと共に、豪快に国境を跨ぎますように!!」と熱いコメントが届いている。
また、解禁に合わせて花瀬演じるユキの強い意思を感じる1ショットスチール、染谷演じる二宮との日常を切り取った場面写真、井筒監督とのメイキングスチールが到着した。

<コメント>
■ユキ役/花瀬琴音
井筒和幸監督、待望の最新作『国境』
黒川博行さんの原作が持つ熱量を、井筒監督ならではの人間臭さとユーモアで豪快に描く、破天荒なエンターテインメント作品です!
私も井筒監督作品のファンとして、最新作を心待ちにしていました…
ユキは、染谷将太さん演じる二宮のいとこで、大阪の二宮企画で働く女性です。
関西弁が飛び交う家庭で育った私ですが、
リハーサルで「関西弁に神戸を感じる。浪速のチャキチャキ感がいい」と言われ、浪速に染まるため、約2週間早く大阪で過ごしました。
新世界で出会ったお姉さまに「大事なんは、相手を笑かしたいっていうサービス精神やで」と教えていただきました。
浪速のサービス精神が、伊藤さん、染谷さんと共に、豪快に国境を跨ぎますように!!
こんなにも映画作りの楽しさ、面白さを再確認する現場はありませんでした。
井筒組最高!!
是非劇場での公開をお楽しみに!!

■プロデューサー/村岡伸一郎(K2 Pictures)
国境のキャスティングで一番難航したのが、ユキでした。
監督とも、「主演の二人が重要なのは間違いないけど、ユキがどういうキャストになるかで、この映画は大きく変わるな」という話をよくしていました。
監督のイメージもかなり厳しく、芯のある強さとヤクザを目の前にしても屁とも思わない腹の据わった雰囲気、流暢な関西弁を操り、愛嬌のある女の子じゃないとダメだ!と。
いろんな名前を出し、映像を見せたりしてみるものの監督が首を縦に振ることはなかった。
最後の手段として、その条件をクリア出来るかもしれない候補数名と監督面談をしてもらうことにした。
そして、スケジュールの都合上、一人目が花瀬さんになった。
花瀬さんをスタッフルームに呼んで、先にユキというキャラクターを簡単に説明し、監督が来るのを待った。
監督が来て、花瀬さんを紹介し面談が始まった。
監督と話し出した花瀬さんは、もうその時ユキになっていた。
花瀬さんが帰ったあと、監督が一言。
「あの子ええやん、ユキやん!決まりや!」
こうなるともう他の人には会ってもらえない。
とても嬉しいという思いと、スケジュールを調整してもらっていた他の人たちへの申し訳なさで複雑な心境だったのを思い出します。