2014/07/08
<根岸拓哉>『ウルトラマンギンガS』インタビュー
――ウルトラマンギンガに出演するようになって、まわりの反応は変わりましたか?
親戚が増えました。(笑)ずっと連絡を取ってなかった親戚や知り合いから連絡が来ましたね。もちろん仲良い友達とか、おじいちゃんおばあちゃん、兄貴、両親は物凄く喜んでくれたんですけど、それ以外にも「この人いつぶりだ?!」っていう人から連絡がきたりとか(笑)、そういうこともありましたね。でも応援してくれてるんだなって思って嬉しかったです。
――街でちびっこに声をかけられることはありますか?
普段は全然声とかかけられないです。でも撮影でいろんなロケ地に行ったり、普通の街で撮ったりしてるので、そういう現場とかでギンガスパークを持ってる男の子が話しかけてきたりすることが、やっと最近増えてきましたね。前に劇場の舞台挨拶で地方に行って、劇場が入っている施設でご飯を食べていたんですよ。そしたらウルトラマンのバッグにギンガスパークとスパークドールズを持った男の子がいて、「気づかれるかな・・・?」って思っていたんですけど、その子の身長が僕の膝くらいで、まぁ上は見ませんでしたね(笑)。
――せっかく本物がいたのに・・・(笑)!
本物がいたのに(笑)。でもやっぱりお母さんは気づくのが早くて、男の子に「ヒカルくんいたよ!」って教えてあげていましたけど、その子は意外と反応薄くて「え?」みたいな。僕を見る為に、振り返って・・・首をつらそうにしていました(笑)。

――礼堂ヒカル/ウルトラマンギンガを演じるうえで工夫していることはありますか?
ギンガについては、格闘シーンの声を撮るんですよ。そのアフレコが変わっていて、「ハッハッ」とかではなくて言う単語が決まってるんですよ。工夫しているつもりはないんですけど、すごく苦労しています(笑)。ヒカルに関しては去年を振り返って、表情を豊かにするっていうことを今年は注意していますね。なんでこんな場面で笑顔なんだ?って思うようなシーンもあると思うんですけど、物怖じしない性格のヒカルならありえるだろうし。今回、新しくショウという役が出てくるんですけど、気難しくてちょっと変わっていて「仲間なんていらない」っていう人間なんです。でもヒカルはそんなショウに向かって笑顔で「仲間だよ」なんて言ったり、そういうちょっと変わったセリフをかけるので、表情を豊かにすること心がけています。
――根岸さんご自身が礼堂ヒカルと似ていると思う部分はありますか?
物怖じしないところですかね。人が怖いって思ったりもしますけど、怖いから避けるのではなく、怖いから仲良くしようって思うんですよ。どうせなら楽しくしたいから。そういう部分は似てるかなと思います。あとは好奇心旺盛なところや、何にでも食らいつきたいという姿勢とか、そういうところも根岸拓哉と合ってるなってすごく思います。
――ギンガは根岸さんにとって、とても近い存在なんですね!
後々になって似てたんだなって気づきましたね。だからよかったです、僕は!ギンガからギンガSまで一年くらい空いたんですけど、イベントは毎月あるし何かしら動きがあるから、一年間でギンガやヒカルのことを考えなかった日がないと思うんですよ!それだけ僕はヒカルが隣り合わせの生活だったし、またやりたいと思ってたから。そこで考える期間が一年間あったので、その中で自分との共通点だったり自分にない部分だったりを冷静に探すことができました。
――ウルトラマンといえば子供達の憧れですが、根岸さんの子供の頃の憧れの存在は誰でしたか?
僕もヒーローものが好きでしたね。ウルトラマンや戦隊モノ、仮面ライダーも観ていましたし、ヒーローは好きだった記憶があります。変身アイテムとかも持っていましたからね!だから僕が今使っているギンガスパークやスパークドールズを、今の子供達が欲しいと思ったりしてることが今でもすごい不思議です。あとは小学校1年生から10年間サッカーをやっていたので、サッカーを始めた頃は6年生のキャプテン達の試合を見ていてヒーローだなって思っていました。何だかんだ兄貴も小さい頃から僕にない部分を持っているなって思っていて、そういう意味ではいっぱい憧れがいましたね。
――では今の憧れの存在は?
難しいですね、この質問(笑)。うわっ、難しい!何だろうな・・・やっぱり歴代のウルトラヒーローは僕の永遠の兄貴であり家族でもありますね。僕は38番目なんですけど、37人上がいるということで、その37人の方々は僕にとってずっとヒーローなんだなっていうことはすごく思います。あと父親もヒーローなんだろうなって思いますけどね(笑)。一番僕のことを考えてくれるから。
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