――芸能界に入ったきっかけを教えてください
元々大学までサッカーをやっていて、サッカー選手を目指していたんですけど、大学3年の終わりぐらいにちょっと無理かなと思って。兄がサッカー選手なので、本当は兄弟でサッカー選手になれたらと思っていたんですけど諦めて、就活に入りました。でも、父親が野村将希で、母親も過去にモデルをやっていて、兄がプロサッカー選手、自分はデスクワーク?違うよな、と思ってその勢いで事務所に入りました。
――芸能界には興味はありましたか?
ずっとありましたね。親父が出ているのも見ていたし、小さい頃には家族旅行に行く姿を撮られていたり、『ポチたま』の犬を飼う企画でも撮影されたりと身近に感じていたので、自分の親父の姿を見ていてそうなりたいなっていうのはずっとありました。
――入った当初、モデル志望や俳優志望とかはあったのでしょうか
最初から役者方面で行ってしまうと確実に親父の名前が出てくると思ったので、モデルから入ろうと思って今の事務所に入りました。でもその後すぐ、『スポ男(究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦)』への出演が決まって、僕は何も言ってないのに親父から「何日収録だろ」と言われて。何で知っているのか聞いたら応援で呼ばれたようで、結局共演することになってしまったんですけど(苦笑)。最初は親父の名前を出さないためにモデルとして始めようと思いました。

――最近だと『単身花日』への出演が新しいですが、何か反響はありましたか?
ゆり子(高梨臨さん)に投げられるシーンがあるんですけど、友人からそのシーンの画像ばかり送られてきました(笑)。違う作品で一緒になったアクション部の方が来ていて思い出話とかもしたんですけど、面白かったですね、投げられるのは(笑)
――振り返ってみてどういう作品でしたか?
ただの不倫ドラマではなく実はサスペンスみたいな、単純では終わらない、視聴者の方がどういうこと?ってなるような作品で本当に面白いなと思っていました。
――第5話でゆりこを口説くシーンもありましたが、魅力的な人が居たら野村さんは積極的にアプローチをするタイプですか?
全くです。僕は坂梨くんとは真逆なタイプなので苦労しました。キザなセリフを言うとか「一夜限りで終わらせるつもりですか?」とか、2億%言わないんで。普段の生活をしていても皆さんもあまり言わないと思うんですけど、僕は尚更言うタイプではなく、女性と一対一で話すのも緊張しますし、自分で言うのも何ですけど結構奥手な方で、確実に行けるなっていうところまで確信がないといけないです。

――撮影中の印象に残っているエピソードがあれば教えてください
キザなセリフを言う一発目で、監督にすごい棒読みだと言われて。でも何テイクもやらせてもらって、やっと余裕というか慣れてきて、自分の中のちょっとした坂梨くんに似た部分が出てきたので、本当に監督には感謝しかないです。
――今後もキザな役が来るかもしれないですね
知り合いにも「こういう役結構くるんじゃない?」と言われて、そういう感じになってくるのかな、と楽しみでもあり不安でもあるんですけど、次は今回よりすんなり入れるかなと思います。