――演じられる永夢(えむ)は研修医という設定ですが、医療用語など撮影で苦労していることもありそうです
そうですね。今放送されてる分には基本的に自分が(医療系のことを)やるっていう所はないんですけど、今後はやらなくちゃいけない場面も出てくるので、用語とかオペでの手の動かし方には気をつけてます。そこはやっぱ医療ものだなって思いますね。結構、言葉とかが難しいんです。
――そうなると子供たちに伝わるようにするのってなかなか難しいですよね
それは……、ありますね(笑)。それをいかに伝えられるかですよね。
――研修医と天才ゲーマー「M」というふたつの顔を持つ永夢ですが、飯島さんが秘密にしている“二面性”を教えてください
秘密にはしてないんですいけど、見た目的にあんまりしゃべらなさそうって言われるんですよ。でもなかなか喋るんですね(笑)。そこですかね。最初のイメージと全然違う、みたいな。
――仮面ライダーといえば“変身”シーンですが、エグゼイドはゲームとかけてとてもポップな世界観に仕上がっていますね。飯島さん的に変身シーンへのこだわりは?
変身した後は、最初はずんぐりむっくりなレベル1になるんですけど、カッコ良さを求めなきゃいけないので変身前の変身ポーズもキレッキレにしてます。いかに子供たちに真似してもらえるか、そういう観点で考えながら。レベルアップして行ったらどんどんかっこよくなって行くので、そこに注目していってもらいたいですね。結構変身ポーズはこだわっています。

――そしていよいよ映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」が公開されます。歴代仮面ライダーの夢の共演では?
そうですね。純粋に歴代ライダー5人と共演出来るってすごいなって。基本的には一個前のライダーと自分、今回のライダーとの共演みたいなんですけど、そう考えると先輩ライダーの演技もそうですし変身したあとも見れるってなると幸せ者だな、勉強になるなって思います。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
すごい楽しく撮影させて頂きました。
――特に仲の良い共演者は?
基本的にみんなとしゃべってたんですけど、今回初絡みだった出演する高野洸くんと仲良くなりました。一個下なんですけど、最初僕が話しかけても無視するタイプで。僕と柳喬之さんとで話しかけても無視されて「あ、無視されましたね」みたいな(笑)。でも途中から打ち解けていって今はすごい仲良くなりましたね。
――W主演を果たす西銘駿さんともエピソードがあれば教えてください
西銘くんとのエピソードはですね、撮影帰り焼き肉行ったくらいですかね(笑)。でも結構現場一緒だったのでよく喋ってました。
――ウィザート、鎧武、ドライブなど各仮面ライダーの登場シーンも気になりますが、飯島さんが思うエグゼイドの一番の見どころシーンは?
映画だったら、永夢がまた新しくレベルアップするんですよ。そこと、全体的に見たらやっぱり医療が関わってるので人を助けるシーンにも注目していただけたらと。あと今回パックマンがコラボするって事で、本当にものすごいゲームの中にいる感じなんです。見ていてもそうですし、ゲーム感というか、エグゼイドの世界観を改めて知っていただけたらなと思いますね。
――演技の仕事を始めて間もないと思うのですが、セリフはどうやって覚えていますか?
ただ覚えるだけじゃ表現がうまくいかないので、ズラーってなってるセリフの中の“感情の波”を意識してます。短い台詞でもこうした方がもっとうまくいくかなって考えたり。
――仮面ライダーということで子供たちに分かりやすく伝えられるのが重要だと思うんですけどその点で気をつけている事はありますか?
シリアスになりすぎたら暗くなっちゃうので、明るめにいかないとと。あとは正義感を強く出すことには気をつけていますね。
――それが今好きなものやハマっているものがあれば教えてください
それが特にないんですよね。オフの日はほとんど寝てます。向こう(北海道)にいた時結構趣味あったんですよ、でもほぼほぼ全部道具を使う趣味でこっちに道具が全部ないんですよ。スノーボードとか、車にバイクが凄い好きで。こっちではなかなかね、出来ないんで(苦笑)
――今後挑戦したいことがあったら教えてください
プライベートだったら筋トレとサーフィンですね。一時期鍛えてたんですよ。こっち来て時間なくてやってなくて。だら改めて、ちょっと恥ずかしい体になりたくないって思って、余裕が出来たら始めます。仕事面だったらいろんな役をこなしてみたいですね。一回やってみたいですし、ヤンキーとかもやってみたいですし、ちょっとクセのある面白いキャラもやってみたいですかね。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします
エグゼイドまだ始まってまだわずかなんですけど、これからまだまだエグゼイドの見どころがあるんで、ストーリー性もそうですし、人間性の成長にも注目していただきたいですね。僕に興味ながくても、エグゼイドに興味持って下さい(笑)


写真:秋葉巧、文:水出綾香