2017/10/17
<荒牧慶彦>『K -MISSING KINGS-』インタビュー
プロフィール情報
荒牧 慶彦(アラマキ ヨシヒコ)
- 生年月日
- 1990年2月5日
- 出身
- 東京都
- 血液型
- AB型
――まずは舞台のお話から。舞台『K』シリーズ初めての主演を演じます
僕が舞台『K』という作品に携わって4年になるので、感慨深いというかようやく僕の番が来たというか……。これまで松田凌が主演を二回務めて植田圭輔と安西慎太郎がそれを引き継いで、そして今回僕に回ってきたので、この絆をしっかりと引き継いでお客様にお届けしないとな、と思いましたね。
――新しいメンバーも増え、カンパニーの雰囲気はいかがですか?
今までの舞台『K』を知っている人達が率先して作品作りに取り組んで、新しく入ってきた人達を引っ張っています。「『Kステ』ってこういう雰囲気だよ」「『Kステ』の稽古場はこんな感じだよ」って教えている形ですかね。

――初演から夜刀神狗朗を演じてきました。荒牧さんから見たクロの印象って?
ただひたすらに一途な男の子ですね。シロに出会う前は自分の元主だった≪無色の王≫の三輪一言様に忠義を尽くして、亡くなってからも一言様の言葉通りに過ごして。そしてシロを自分の≪王≫と認めてからはシロに忠義を尽くす、一筋に生きる男です。
――クロは一途だという話も出ましたが、内面的に彼に共感できる部分はありますか?
まさに一途な所が共感できるんですよね。クロの場合は忠義でしたけど、僕の場合は好きな人に……(笑)。小三から中三まで7年間ずっと同じ人が好きでした。
――もしかして初恋?
初恋でしたね。初めて好きになった人だったんですけど、曖昧な感じで終わりました(苦笑)。今ではいい思い出です。
――ステキなお話ですね。4年間クロを演じてきて、最初の頃と比べて変化したところもあるんでしょうか
原作にあるクロのイメージがしっかりあるんですけど、舞台化するにあたって、アニメのままのクロを投影しちゃうと彼の性格上少し重たくなってしまうと思うです。そこを演出の末満(健一)さんと「原作にない描写だけどちょっとテンションあげていこうか」とか、相談しながら徐々にクロとして僕のオリジナルを出して行きました。なので初演の頃のクロよりも今のクロは感情豊かになっていると思います。
――作中で剣術、体術、家事が得意なクロですが、荒牧さんの得意なことは?
剣術ですね。剣舞が好きなので。

――今回宿敵の御芍神 紫を演じる佐々木喜英さん。他の作品では何回か共演していますが印象を教えてください
ヒデくんは僕と殺陣が似ているんですよ!だからこそヒデくんが御芍神紫に選ばれたという理由も分かります。殺陣をみてもらえば、二人が兄弟子・弟弟子の関係だったんだっていうのがピンと来ると思います。
――殺陣が似ているというのは自身でも分かるものなんでしょうか
周りの方が似てると言ってくださるのはもちろん、自分でもヒデくんの殺陣を見ていると似ていると感じます。感覚が似ているんでしょうね、きっと。
――佐々木さんとは殺陣のシーンは初めて?
今まで何回か戦ったことはあったんですけど数手だったので、がっつり戦うのは今回初めてですね。
――特に仲の良い共演者はいますか?
植ちゃん(植田圭輔)とは同い年なりの苦労や葛藤を共有出来たりするので仲が良いですね。後は『あんステ』の現場から一緒の前ちゃん(前山剛久)。『Kステ』のカンパニーって結構すぐ仲良くなれるんですよね。末満さんが飲みに行くのが大好きなんですよ。稽古終わりにみんなでご飯に行くことが何回もあるので自然と仲良くなります。
――座長として、目指すカンパニー像はどんなものでしょう?
僕はみんなで仲良くやりたいと思っています。作品作りのためにお互いの意見を言い合うのも、やっぱり仲が良くないと本音でぶつかれないと思うんです。まずはみんなの仲を深めるところから始めたいと思いますね。
――確かに、荒牧さんは穏やかな印象です
そうですね、あんまり怒ることはないです。「ダメだよ」っていう注意はするんですけどね。
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