――11月26日に1st写真集『Ange et Démon ~天使と悪魔~』が発売されました。撮影地パリはいかがでしたか?
パリという街は、行く場所が全部フォトスポットのような場所なんですよ!本当にきれいだし、どこで撮っても絵になるというか。その中から「ここにしよう」って厳選して決めた所で撮影しました。自分が写っているのに自分じゃないみたいな不思議な感じがしましたね。
――撮影場所も大平さん自ら選んだんですか?
カメラマンさんがけっこう海外に行ってらっしゃる方で「ここがいい」「ここがキレイ」っていうのを教えてくれて。僕とも付き合いが長くてすごくお世話になっている方なので割と任せていたんですけど、カメラマンさんとモデルの信頼関係が大事なんだなと改めて感じました。そういう所が写真集にも出ているんじゃないかなと思います。舞台の稽古中であまり時間がなくて、撮れる日数もそんなになかったので朝から夜まで走りっぱなしでみんなで頑張っていたんですけど、僕は正直そんなに疲れていなくて。何故かというとスタッフさんがすごくよくしてくれたので(笑)。初めての写真集が自分の中で一生宝物として残って行くんだろうなと思います。

――〝天使と悪魔〟というタイトルも印象的ですが、写真集の見どころを教えて下さい
自分で言うのもアレなんですが、よく「カワイイ」って言っていただけるんですね。演じるキャラクターがカワイイからそういうイメージが強いんだと思うんですけど、僕自身はそんなにカワイイ人間ではなくて。どうして〝天使と悪魔〟ってタイトルに決まったかというと、撮影中にスタッフさんが「天使のような悪魔だ!」とか「すっごいカワイイ一面もあるのに急に悪魔になった!」とか「でもやっぱり天使なんだよな」とか、そういうようなことを言って下さったことが由来に繋がっています(笑)。二面性というかいい意味での裏表を見ていただけたらいいなって思います。
――そして1st写真集に続き、アニバーサリー写真集ノルマンディ編「Mon chouchou モンシュシュ~愛しい人~」も発売されます。撮影時の裏エピソードがあれば教えてください
ミュージカル『刀剣乱舞』で『第18回 JapanExpo』に行って2日間ステージに出演してからそのまま撮影に進んだんですね。4日目にやっと自由時間がもらえた頃には既に食べ物に飽きていて(笑)。1・2日目は〝クロワッサンってこんなにおいしいんだ!〟〝ワインすごいおいしいじゃん!〟って感じで楽しめていたんですけど、朝食にもパンしか並んでないし夜もパンだしという生活に飽きてしまって。日本食も食べたんですけどフランスの方が好むようなまたちょっと違うもので……食生活に飽きてしまったっていうのが裏エピソードです(笑)。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします
ミュージカル『刀剣乱舞』は、ゲームやアニメなどとは違う面も見られる作品だと思っています。アニメなどでピックアップされている刀剣男士以外の物語も観ることが出来ておもしろいなって僕は思っているので、観に来て下さる方には楽しんで笑って帰ってほしいと思います。写真集は僕の23歳を切り取ったものなので、僕の心の中にも皆さんの心の中にも大平峻也がメモリーとして残っていってほしいな。いつも応援してくれるファンの方には僕の事を端から端まで知ってほしいです。僕もライブやいろんなところでお客さんの感情・生活もちょこっとずつ知っていけたらいいなと思っているので、一緒に歩んで行けたら嬉しいです。


写真:秋葉 巧、ヘアメイク:小池裕輔