――現在放送中のドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』でも女子高生役を演じられています。こちらはどのような役ですか?
波風を立てることが嫌いな、普通が大好きな女の子です。
――話の展開が全く予測できず、毎週ドキドキしながら見ています
視聴者の皆さんと同じドキドキ感を私たちも味わっています!4話で柊先生(菅田将暉さん)が生徒を殺していないことが分かりましたが、最初の頃は「私はいつ死んじゃうんだろう」って思いながら台本を読んでいました(笑)。
――この作品が連続ドラマ初レギュラー出演ですよね
オーディションでいただいた役というのも初めてだったので、演じていくうちに私にとって一生忘れられない役になるんだろうなと感じています。
――菅田将暉さんの印象は?
30人の生徒と、1対30という現場の中で1人1人に真摯に向き合ってくださっていて、役や作品に対する愛がものすごく大きな方です。そんな菅田さんに私たちも負けないように、お返しできるように、という気持ちで撮影に臨んでいます。
――現場の雰囲気はどうですか?
部活のような雰囲気の一方で、ある時撮影が始まる前にプロデューサーさんと菅田さんから、この作品が最終回を迎えるにつれて視聴者の方にどういうことを伝えたいかというのを明確にお話してくださったことがありました。とても気持ちが引き締まりました。
――同じ事務所の川栄李奈さんもご出演されていますが、現場でお話されたりしていますか?
現場で分からないことを質問させていただくとさらっと返してくださって、かっこいいなと思っています。先輩っぽくいる方ではなく、寄り添ってくださるような、温かい方です。共演させていただく前に出演されている映画や舞台も見に行かせていただいていたので、ご縁があって一緒の作品に携わらせていただけているのが嬉しいです。
――物語も後半に差し掛かっていますが、視聴者の方へメッセージをお願いします
私自身も最終回がどうなるのかまだ分からないんですけど、この作品を通して柊先生が良く言われている「明日を生きる活力」を皆さんにも見つけてほしいなと思います。

――ここからは大原さんご自身のお話を。芸能界に入ったきっかけは?
『天才テレビくんMAX』の番組内オーディションを受けたのがきっかけです。その時ダンスと歌が得意な子を募集していて、私は3歳からダンスを習っていたので、お母さんにビデオテープを撮ってもらって送ってもらいました。そこで合格してDream 5というグループが結成されたんです。
――元々芸能界に興味があったんですか?
全くなかったですね。オーディションを受けようと思ったのも「テレビ戦士に会ってみたい」という憧れからでした。その皆さんと一緒に踊れたら幸せだなって。なので、デビューしてすぐは芸能界にいるという感覚はなく、ライブをしていても自分が好きなダンスを見てもらって楽しんでいただいていると思っていて、それに喜びを感じていました。でも歳を重ねるにつれてメンバーも大人になってきて、責任感などが大きくなって気持ちは変わっていきました。
――現在、演技のお仕事にもどんどん挑戦されていますが、今後共演したい方はいらっしゃいますか?
3年A組に出会えたことが私にとって一生の宝物だと思っているので、このクラスメイトの皆とまたどこかで絶対に共演したいと思っています。それを楽しみにこれからも頑張りたいです。
――新年の抱負で「よりお芝居に触れる1年になりますように」と絵馬に書かれていましたが、演じてみたい役はありますか?
それが、学園もので等身大の学生役を演じてみたかったんですよ!今まさに叶っているので嬉しいですね。かなりシリアスな作品になっているので演じる難しさはあるんですけど、とても幸せです。
――最近ハマっていることは?
今は連日ドラマの撮影で、終わった後も皆とご飯を食べに行って反省会をしたり、休みの日でも電話をして……もう生活が3年A組だらけなんですよね(笑)。ハマってるもの……あ!豆乳が好きでずっと飲んでいます!
――ドラマの撮影中でなかなかお休みがないかと思いますが、休日は何をしていますか?
最近だとアラームをかけずに寝るのがすごく幸せですね。撮影の日は早起きをしているので、休みの日はとりあえず寝溜めをして、起きたら友だちに連絡をして美味しいものを食べて、早めに帰ってきたら好きな映画やドラマを見たり……。あとは最近ジムにも通っています!
――最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします
去年は色々なことにチャレンジさせていただいて、それが出来たのも応援してくださる皆さんのお陰だと思っています。今年は少しでも皆さんに恩返しが出来る1年にしたいです。頑張ります!


撮影:秋葉 巧、文:村松千晶