――映画『お前ら全員めんどくさい!』に出演が決まった時の気持ちを教えてください
撮影自体は2年前に行われていて、当時の私にとっては初めての映像作品でした。なので、初めて自分の役名をいただいて台本が届くという嬉しさを噛みしめていました。
――どのような思いで撮影に臨まれましたか?
この作品は漫画からの実写化ですが、原作ファンの方だけではなく知らない方にも見ていただいた時に何か届けられるように、宝来(忠昭)監督とお話しながら進めていきました。

――小野賢章さん演じる國立先生に生徒4人が恋をするラブコメディとなっていますが、大原さんが演じる理穂はどのような役ですか?
自分に自信を持っていて、自分の武器も分かっていて先生を誘惑するようなちょっとあざとい女の子です(笑)。
――演じる上で気をつけたことやこだわりは?
ただセリフを言うのではなく、仕草や立ち姿、声も想像しながら演じていました。
――大原さんと理穂、重なる部分はありましたか?
今まで演じてきた役の中で一番自分とはかけ離れていたので、撮影中も不安で緊張していました……。理穂は笑い方や語尾がお嬢様のような子なんですよね。「~ですわ」とか。そういった言葉を使ったこともなかったので、よりナチュラルに話せるように色々な方とお話して練習しました。
――監督から言われて印象に残っている言葉は?
撮影が進んでいくうちにこの作品やキャラクター自身の心情に気づけるようになっていったんですけど、リハーサル中に監督が「あっ」って止めたんです。そうしたら「優乃が理穂になってきてる」って褒めてくださって。それがすごく嬉しかったですね。
――小野賢章さんはどのような方でしたか?
役が離れている休憩時間でも小野さんのことを「先生」って呼んでしまうくらい、頼れる方でした。2人でお仕事のお話をさせてもらった時間もありましたが、お芝居愛に溢れている方だなと感じました。
――撮影中のエピソードはありますか?
先生を誘惑するシーンは緊張して汗が止まらなかったんですが、撮影が真夏だったこともあって……みんな汗だくになりながらやっていましたね(苦笑)。

――”國立先生がひとりぼっちの数美に、友だちを作ってあげようと奮闘する”というお話ですが、登場する女子生徒の中で誰と最初に友だちになれそうですか?
理穂の目線だと、数美(小宮有紗さん)や栄子ちゃん(茜屋日海夏さん)は話しやすくてすぐ友だちになれると思いました。史織さん(都丸紗也華さん)は姉御肌でグイグイ来られる方なので、緊張しちゃいそうな気がします……(笑)。
――大原さんご自身が、理穂を含む4人と友だちになるなら?
全員とすぐに友だちになれます!
――大原さんから見た映画の見どころを教えてください
完成した作品を見させていただきましたが、キャストは全員台本を知っているのにも関わらずみんな爆笑していたんですよね。学生ならではの青春や恋模様も描かれているので、多くの方に見て笑っていただきたいです。