――映画『1秒先の彼』に出演が決まった時の気持ちを教えてください
純粋に嬉しかったですね!オーディションだったので合否をワクワクしながら待っていたんですけど、マネージャーさんから電話をもらった時はちょうど外を歩いていて、あまりにもびっくりしすぎて道で止まってしまって。多分家だったら叫んでいたと思います。それぐらい嬉しかったです。
――オーディションの思い出はありますか?
オーディションではすごく緊張していました。でも監督やプロデューサーの方になぜ私を選んでくださったのかを後々聞いてみたら「肝が据わっていたから」と言われたんですよね。緊張を上手く隠せていた事が、桜子ちゃんらしく見えたんだと思います(笑)
――台本を読んだ感想は?
すごく温かいお話だなと思いました。1回目は自分の役とか関係なく、純粋にストーリーを追って読んでいたんですけど、ハジメくんとレイカちゃんの不器用さにほっこりして、癒されました。

――福室さんが演じる桜子には、どのような印象を持ちましたか?
すごく真っ直ぐで、自分がこうって決めたことを何が何でも最後までやり遂げようとする意志の強い子だなと感じていました。
――ご自身と似ているところはありましたか?
まさしくその部分です(笑)。頑固なところというか、目標を一つ決めたら、ある程度そのプロセスの中で少し形は変えながらもゴールまでいかに辿り着くか、辿り着くためにどうするかということを考えるという点では、桜子ちゃんとよく似ているかなと思います。
――役を演じる上で気をつけていたことは?
気をつけていたことで一番に浮かぶのは歌い方ですね。ハジメくんが桜子ちゃんを好きになるきっかけが歌声なので、歌い方は自分と違った方が良いのかなというのがありました。桜子ちゃんは歌い方も真っ直ぐなイメージがあったので、歌撮りをする時とかは歌い方や息づかい、佇まいに気をつけました。

――福室さんご自身は路上で歌う経験はありましたか?
あります。でも桜子ちゃんはギターを持って歌っていますが、私が過去に経験したのは、歌をやっている友だちと音源を使って、個人個人で歌う感じでした。実際にも足を止めて聞いてくださる方がいて、そういう嬉しさみたいな感情は役にも活かされたかなと思います。経験していてよかったです(笑)
――デートを重ね良い雰囲気になるハジメと桜子ですが、桜子もある秘密を抱えています。今回の役を演じるにあたり、監督とはどのような話をしたんでしょうか?
どんでん返しがあるまでに、なるべく悟られないようにしたいと監督と話し合いながら演じていました。ハジメくんと話している内容も、感じ方はそれぞれですけど本当だったり本当じゃなかったり……。私は同じ映画を何回も観る派なので「もしかしてこの時はこう思っていたのかな?」って思ってもらえるよう、何度も楽しめるように意識して演じていたところではありました。
――ハジメ役の岡田将生さんの印象は?
岡田さんとはオーディションで初めてお会いしました。オーディションで実際にハジメくんのセリフを読んでくださったんですけど、良い意味で壁を感じない方でした。今までテレビや映画館などの映像で見てきた方なのですごさやオーラを感じながらも、柔らかい雰囲気を持っている方だなと思いましたし、現場に入ってからもたくさんお話ししてくださって、フレンドリーで物腰の柔らかい素敵な方でした。
――レイカ役の清原果耶さんとの共演シーンもありましたが、清原さんはどのような方でしたか?
果耶ちゃんは、共演するまでは一匹狼の様なクールなイメージだったんですけど、でも実際に喋ってみるとすごく可愛らしい方で、愛おしさがありました。お芝居へのストイックさは一緒に演じていてすごく刺激を受けました。

――現場の雰囲気はいかがでしたか?
全日京都での撮影で宿泊もあって、長い間皆さんと一緒にいるというのが初めての経験だったんですけど、本当に皆仲が良くてアットホームで、撮影現場に行くと「うわ~帰ってきた~」って安心感がありました。自分が思ったことを言えて、相談できる雰囲気を作ってくださる現場でした。
――撮影中に印象に残っているエピソードはありますか?
いっぱいあります!けど、レイカちゃんにレモンサワーをかけられるシーンが印象に残っています。濡れてしまうので撮影が1回きりで、準備の段階から、私はかけられる側なので上手く反応できるように意識していたんですけど、果耶ちゃんの方はどういう角度で行くか、グラスを持って何回も素振りの練習をしていて。個人的に撮影も楽しかったですし、好きなシーンなのでぜひ見ていただきたいです!