――老舗旅館が舞台ですが、老舗旅館で何か思い出はありますか?
老舗旅館に行く機会は今まで無かったんですけど、でも宿には家族と旅行で行く機会がありまして、美味しいお刺身が乗った舟盛りを食べた記憶があります。撮影では実際に本当の料亭をお借りして撮影させていただきましたが、すごく雰囲気がある場所で、皆さんが来たら素敵な旅館だなって感じると思いました。板前のシーンでは、美味しいご飯がたくさん出てきたので、提供する方ではなく食べる方をやりたいなって思っていました(笑)
――撮影中、印象に残っているエピソードがあれば教えてください
どのシーンもすごく思い入れがあってどれを話そうかなと思うんですが……。高野さんと初めてご一緒したシーンが撮影自体がすごく大変だったんですけど、隅田川の川沿いで撮るシーンがありまして、そこでの撮影は風が吹いたらNGみたいなところがあり、風との戦いでなかなかOKが出なくて、でもそのシーンが無事に撮れた時にすごく達成感があって、ここから撮影が始まるんだ!って思い入れがあるシーンになりました。

――ラブストーリーということでキュンキュンするシーンもたくさんあったかと思いますが、おすすめのキュンキュンシーンがあれば教えてください
毎話キュンキュンシーンは絶対に出てくるんですが、私のおすすめは若旦那様が眼鏡をかけているシーンがあるんですけど、眼鏡を外して二人の距離が近くなるシーンがあって、そこは憧れのシチュエーションと言いますか、ドキドキする距離感ですごく好きなシーンです。
――ラブストーリーが初めてとおっしゃっていましたが、キュンキュンシーンを演じられてどうでしたか?
思っていた以上に角度や見せ方がすごく細かく、一つずつ丁寧に作り上げていく中でこんなにも大変なんだなというのを感じました。そういう作品を素敵だなって見ていた一人だったんですけど、そこにはこだわりがたくさんあって、キュンキュンする作品ができているんだなと、戦いだなって思いました(笑)
――撮影している時もキュンキュンしている暇なく、頭の中では色々考えていたのでしょうか?
タイミングや間がすごく大事だと監督がおっしゃっていたのでそれを大事にしていたら、キュンって感じる部分ももちろんあるんですけど、「ここで1、2、3……」って間を数えたり他のことを考えていることも結構多かったです(笑)

――“溺愛”ラブストーリーにちなみ、井頭さんが溺愛しているものはありますか?
妹と弟がいるんですけど、よくプレゼントを買ったりしています。下の弟は、一緒に遊ぶ時はペットのようにヨシヨシしながら、でも最近は思春期でたまにかまってくれないのがすごく寂しいです(笑)
――この作品はどんな人に見てほしいですか
色んな方に見ていただきたいですが、お仕事を頑張られた後とかちょっと疲れた時に、見ていただいて、少しでも癒しの時間になってくれたら良いなと思っています。
――物語の見どころや楽しみにしてほしいところを教えてください
やっぱりキュンキュンするシーンはぜひ楽しみにしていただきたいですが、高野さん演じる雪斗のお兄ちゃんである雅人が出てきて、その二人の関係性だったり、展開がまたガラッと変わってくるのでそこも注目していただきたいです。

――前回取材させていただいたのが約3年前でした。当時と比べてお仕事への向き合い方やお芝居のスタンスなど変化はありましたか?
これまではそのシーンの感情と向き合うことが多かったんですけど、最近はちょっと論理的と言いますか、作品全体を通してプランを立てて挑むことができてきたのではないかなと思います。常に更新できているのかなと思います。
――今後出演してみたい作品や演じてみたい役はありますか?
サスペンス要素のある作品とかも好きなので、犯人役にも少し興味がありますし、アクションのある作品とかも今後挑戦していきたいです。
――最後にファンの方々へメッセージをお願いします
『過保護な若旦那様の甘やかし婚』は、依音目線でどんどんストーリーが展開されていくので、依音の気持ちと一緒になってキュンキュンしていただければ嬉しいなと思います。ぜひたくさん見てください!


撮影:秋葉巧、ヘアメイク:高橋有紀(Lysa)、スタイリスト:加藤沙季

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衣装クレジット:Bibiy.、Reflection、warmth、unsheer
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