――怪盗×警察のスーパー戦隊最新作「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」。まずは出演が決まっての気持ちを教えてください
すごく長いオーディションだったんですが、マネージャーさんから「合格です」との連絡を受けてホッとしましたね。
――オーディションの手ごたえはどうでしたか?
僕はいつも手ごたえを感じないタイプで……(笑)。でも今回はいつもと違うかなという気持ちはありました。
――2000年生まれの伊藤さん。小さい頃の憧れた戦隊ヒーローというと?
デカレンジャーですかね。でも最初に見たのはハリケンジャー。ブルーが女の人だったんですけど、その人のことが好きでした。2・3歳の頃の話です(笑)。

――若手俳優にとって登竜門とも言うべき特撮もの。やはり特別な想いがあったのでは?
やっぱり自分が一番やりたかったレッドになれたのはすごく嬉しいですし、今回の“VS”っていう新しい試みの中で自分を出していけたらと思います。
――伊藤さん演じるルパンレッド(夜野魁利)はどんな役どころですか?
一見チャラくて軽い雰囲気なんですけど、本当は中にしっかり芯が通っています。覚悟を決めた時には誰よりも強い眼差しで物事に挑むっていうギャップがかわいいいんじゃないかなって思っています。
――確かに映像を拝見した限り、ちょっと軟派なイマドキな男の子という印象でした
そうですね。例年とは全然違うレッドですよね。
――今回スーパー戦隊初のW戦隊ということで、ヒーロー同士の戦いもひとつの見どころに。アクションシーンの撮影はどうでしたか?
アクションシーンは一話からすごく多くて、一発目は全然(ダメ)でした。怪盗なのでどこか余裕を持たせなくちゃなんですけど全く余裕がないので、監督から「もっと余裕でやって」と言われました。それが難しかったですね。
――台本を読んだ時の最初の作品のイメージは?
警察戦隊と対峙するっていうのが新しいなと思って。あと個人的なことなんですけど、主役なので自分の名前が台本の一番最初に載るっていうのがすごいことだなって思いました。
――セリフは家で覚えることが多いですか?
そうですね。僕は覚えるっていうより何回も読んでいたら勝手に覚えているという感じが多いですかね。家で声に出して読んでいるので弟に「うるさい!」って言われてます(笑)。

――今回同じルパンレンジャーの仲間である濱 正悟さんと工藤 遥さんとの撮影時のエピソードを教えてください
濱くんは最初、すごく真面目でしっかりしているイメージがあったんですよ。でも撮影が始まってから結構ふわふわした感じで現場の雰囲気を和ませてくれます。工藤さんはしっかりしているので、ツッコミ役でみんなを引っ張って行ってくれる印象ですね。
――バランスがとれた3人ですね。撮影現場の雰囲気は?
すごくいいと思います。スタッフさん達も僕らのやりたいようにやらせてくれるしシーンに合わせて空気作りをしてくださるのでとても助けていただいています。
――役作りの方はどうやって進めていきましたか?
普段チャラいけど芯が通っているとの事なので自分も魁利のように芯を持とうとは思い始めて。僕も普段本心はあまり出さないタイプで、ものすごい情熱を出してなにかをやるって事がなかったのでそこは似ているのかなと。でも魁利は本当はもっと心の中に強い想いを持っている。役を貰ってから僕も強い心も持って生きようと思いました。