――ストーリーにちなみまして、有馬さんが大切にしたい自分の居場所は?
誰からも忘れられたらそこが終わりなのかなということは思っていて。だからこそ、自分の居場所というものは期待されたり信頼されたり、親身になってくれて応援してくださっているファンの方々もそうですし、今回のカンパニーの皆さん、それこそ家族もそうですけど、自分のことを想ってくれているそれぞれが僕にとっての大切な居場所だと感じます。

――作品の注目してほしいところを教えてください
被る色が無いぐらい全員が個性豊かで、その方々が集結して、共にこの作品を作り上げたらどんな色になるのかを楽しみにしていただきたいです。そして、今回はウスナビがダブルキャストということで、Microさんのウスナビと壮一くんのウスナビだと違う作品を観ているかのような面白さがあるのでぜひそこにも注目していただきつつ、色んな視点から観ていただけたら、より何倍も楽しんでいただけるのではないかなと思います!
――ソニーとしての見どころはありますか?
ウスナビやベニー、色んな相手に対してのソニーの在り方や自分のアピールの仕方、話し方を注目していただきたいのと、今回曲中ではラップが多く取り入れられていて、ラップに乗せたソニーの想いも聴いていただきたいです。あとは、ソニーはよく高音パートを歌っているので、そこは耳を澄まして聴いていただけると嬉しいです!

――ここからは有馬さんご自身についても伺います。芸能の活動をやろうと思ったきっかけは?
小さい頃から音楽が大好きで、でも日本の曲というより洋楽の曲を聴いていて、マイケル・ジャクソンさんがすごく大好きで、同じライブDVDを何十回もリピートするぐらいだったんです。僕は6年間サッカー少年だったんですけど、サッカーの移動中でもマイケル・ジャクソンを聴いているくらいでした。そして、母親が初めてEXILEさんのライブに連れて行ってくれた時にすごく惹かれたものがあって、ステージに立っている方々もそうですし、ファンの皆さんの表情や言葉など反応を間近で見て聞いて、いつか自分もステージに立って、たくさんの人を喜ばせたり感動させたいなっていう気持ちが出てきて、6年間続けてきたサッカーを辞めて、親に直談判してこっちの世界で夢を掴むと決めて、この業界に入ってきました。
――現在はアーティスト活動や俳優業と幅広く活動されています。当初抱いていた夢を叶えられている実感はありますか?
夢が叶う瞬間をあまり自分の中で作りたくなくて。目標に対して突き進んで楽しんでいきたいという想いがありますし、音楽と俳優業以外にも、小さい頃から絵を描いているんですけど、アートな部分でも自分がやりたいことや表現したいこと、どんどん色んな引き出しを作りつつ、色んな経験をして自分を磨いていきたいと思っています。
――最近ハマっていることやマイブームは?
最近何してるかな……。ずっと『イン・ザ・ハイツ』の映画を観たり、台本を読んだり、曲を聴いたり楽譜を見て歌ったりすることが、ちょっと変わってるんですけど自分にとっては息抜きになっていて。今回はダンスシーンもあるので、ダンスをすることも自分の中ではハマっていることです。楽しいからこそ、今一番ハマっていることなのかなと思います。

――今後挑戦してみたいお仕事ややってみたいことは?
日本に限らず、世界で舞台や映画など色んな表現をできる場で世界中の人々に自分をもっと知ってもらって、感動を与える人になっていきたいです。
あとは、最近KAITAくんと喋っているんですけど、僕はアートをやっていて、KAITAくん演じるピートはスプレーでアートを描いているので、ちょっと一緒に何か作らない?って話しています。色々やってみたいなって気持ちはあります!
――最後にファンの方々へメッセージをお願いします
『イン・ザ・ハイツ』は、観に来てくださるファンの皆さんと一緒に作り上げる作品だと思っているので、皆さんもワシントンハイツに一緒に暮らしているつもりで、最高の時間を過ごしていただけたらなと思います!


撮影:泉健也、ヘアメイク:望月光(ONTASTE)、スタイリスト:金田健志