――晴れ着撮影会(オスカープロモーション主催)、お疲れさまでした!
ありがとうございます!今年で12回目で、しかも連続で出させていただけるというのがすごく特別なことでもあると思いますし、今年は久々に妹(本田紗来さん)と参加できて、より嬉しいです。妹は学業とかの都合上、最近はなかなか一緒に出られていなかったんですけど、今年は私が20歳になり、節目の年だから出られて良かったって妹から聞いて、そんな想いがあったのかと、感動していました。
――今回の晴れ着の好きなポイントなどあれば教えてください
今回は自分で決めさせてもらって、20歳という節目の年なので挑戦したことがないお色をと思ったんですけど、やっぱり好きな紺色を選んだのと、あとは『ふたりソロキャンプ』の撮影期間だったので、明るい髪にも似合うようなお着物を選ばせていただきました。レトロな感じで柄が大きいのが特徴みたいで、大きな柄が色んなところにあって素敵だなと思いました。

――ここからはドラマのお話を伺います。1月9日にスタートするドラマ『ふたりソロキャンプ』ですが、出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
これまでプライベートキャンプはしたことがなかったんですけど、家族でキャンプに行きたいという話をしていた時にお話をいただいたので、それならば私が知識を習得して、家族をキャンプに連れて行こう!って気合いを入れながら撮影していました。
――原作の方は読まれましたか?
読みました!でも、監督やスタッフさんが原作をどのぐらい再現したいのか、また実写だからできることもあると思うので、どのような意向なのかを相談していました。意外と漫画を読みすぎちゃうと監督たちが求めていることができなくなってしまうかもしれないと思って、どれぐらい読み込むのかをすごく考えて、読んでいました。
――台本を読んでみて原作との違いや、どのように演じようかという考えは得られましたか?
原作へのリスペクトがこもった台本だったので、私もしっかり再現したいなと思いました。特に雫という役はそこが求められていると思ったので、原作も台本も読んで、両方を自分の体に入れられるように努力していました。
――本田さんが演じる雫にはどのような印象を受けましたか?
雫は直感で動けるタイプの子だなと思いました。私はそれが上手くできなくて、すごい考えて勉強して調べたり、誰かに聞いたりしてから何か行動に移すタイプなので、直感みたいなものを大事にできている女の子ですごく憧れを持ちました。撮影を終えてみて、ちょっと私と似ていたというか、本田望結っぽいところがあったのかな、なんて思いました。性格のテンション感みたいなものや、相手に対してこういう返しを言ったことがあるなとか、あまり演じている感じがないセリフがあって、雫は本田望結っぽいのかもって感じました。

――演じる際に難しかったところ、苦戦したところはありましたか?
声はすごく考えました。まだアニメが無い状態で、漫画しかヒントがないという難しさがあって……。
――確かに声のトーンとか、分からないですよね
そうなんです。おそらく想像する声は全員違うだろうし、どこに合わせたら良いのかがすごく難しくて。高い声やちょっとハスキーっぽい声を試してみたりもしたんですけど、どれも合わなくてそのまま撮影が始まっちゃいそうになって、どうしよう……と思った時に、1回“本田望結”でやってみようと思ったら、すごいしっくりきて!だから、あまり作り込まなくても良いのかもしれないと思って、本当にギリギリに掴めました。私は普段高い声になったり、家族といるともっと低くなったりハスキーっぽい時もあると言われていて、その色んな声が出る感じが雫ちゃんに合っているんだと自信が持てた状態で撮影に臨めたのがすごく大きかったです。
――役作りの中で監督とはどのようなお話をされましたか?監督の言葉で印象に残っている言葉はありましたか?
まず一つは見た目です。漫画だと色んな髪の色が出てくるので、どの髪色にしようかもそうですし、衣装やメイクなど、見た目は監督やスタッフさんと話し合って決めていこうというのは心がけていました。もう一つ、監督から言われて大事にしていたのが「本田望結っぽさを別にゼロにしなくてもいい」というようなニュアンスのことを言っていただいて。漫画を実写化するとなると、どうしてもキャラクターに寄せたくなってしまうけど、実写には実写だからこそできることがあるから、本田望結感は消さなくていいということは話し合った結果出てきたので、そこは自分でも大事にしていました。
――もしかしたらその言葉もあって声のヒントになったのかもしれないですね
そうかもしれないですね!作りすぎないというか、もちろん漫画へのリスペクトはありますけど、絶妙なところを探っていました。

――主人公の孤独を愛する生粋のソロキャンパ―・樹乃倉厳を演じた森崎ウィンさんはどのような方でしたか?
今回が初共演で、『ふたりソロキャンプ』の撮影で初めてお会いしたので、登場された時から私は「厳さんだ…!」って思っていました。だからようやく最近撮影が終わって、取材などでお話しさせていただくことでウィンさんを見られている感じがします。
――撮影中お二人でお話ししたことは何かありましたか?
ウィンさんはプライベートでもキャンプがお好きなようで、ギア(道具)の話はたくさんしてくださいました。私ももちろん、周りのスタッフさんたちにたくさん説明されている様子を見ていました。でも、雫としてはキャンプ初心者なのであまり上手になってはいけなかったし、知識とかも入れない方が役としては嘘が無くできると思っていたので、本田望結としては聞きたいんですけど、雫としては聞かない方が良いのではないかって葛藤しながら過ごしていました(笑)
――二人とも役と合っているんですね
本当にそうなんです!年齢も実年齢と同じでした。