――これまで様々なプロデュース業を行っていますが、2023年にはパーソナルジム「sui」をオープンされました。パーソナルジムはどのような経緯で始めたんですか?
- 元からずっとトレーニングはしていて好きだったんですけど、始めたきっかけは、芸能のお仕事だけじゃ怖いなと思って……。芸能とはまた違うことを勉強してみようと、親と一緒に始めました。自分の生活の中の軸にあるもので、ビジネスしてみようと思いました。
――体を動かすことも、ご自身の中では大事なことですか?
- 動かすのも大事です!トレーニングに行く時は私もつらいし、もう今日は行かなくても良いかなって思うけど、終わった後の自分が、自分のことを好きになれるんですよ。こんなに頑張った自分って偉いし、お仕事の前や終わってから行ってる自分偉すぎる、って自分のことが好きになれるし、体力もついてメンタルも体も保つことができるので、良いことしかないんです!運動と睡眠と食事が大事で、それが人間を作るので。基礎すぎて逆に恥ずかしいですけど(笑)
――何事にも幅広く挑戦できるバイタリティーはどこからきているんでしょうか?
- 仕事が好きっていうのはあります。仕事をしている自分が好きで、あとは私にはファンの方がいるので、ファンの方のために頑張ろうって原動力がいっぱいあるからかもしれないです。他には、常に目標を持って進んでいるので、目標を持つことですね。
――ちなみに、今言える範囲での目標は何かありますか?
- 今は、それこそジムをやっていたり、プロデュースしているものがたくさんあるので、それをちゃんと成功させることです。始めることは誰にでもできると思うんですけど、成功させるのは難しいことなので、これからも熱量をかけて育てていきたいなと思っています。
――自分を変えることに対して不安を持っている方、垢抜けたいけどできない方に、どんなアドバイスを送りたいですか?
- 皆、結構ネガですよね?自分に自信がない人多いですよね。私もめっちゃ自信があるというわけではないんですけど……。
――今は比較対象として目にするものが多くなってしまって、自分なんて、って比べてしまうのがあるのかもしれません
- 私は自分なんてって1回も思ったことないかもしれないです。なんでなんだろう……?それを押し付けるのも申し訳ないんですけど。
――自分のことが好きじゃない人が多い印象はあります
- 私のファンの子からもそういう声が日頃からたくさん届くんですけど、そういう方たちに読んでもらいたいです。別に全部メイクした方が良いと言っているわけではないですし、マインド面もたくさん書いてあるので、そこから読んでもらっても良いです。
―― 一歩を踏み出せない人が多いのかもしれないですね
- 皆、ギャルマインドを持った方が良いですよ!ギャルマインドが結構大きいかもしれないです。失敗すると思って動いているわけではないけど、失敗を恐れてなくて、失敗しても何とかなるし、進むしかないと思ってやっているので……。もし明日仕事が無くなっても、多分どうにかなるって思っちゃいます。見た目はさておき、気持ちだけでも自分はギャルだと思って、行動力や勢いを大事にやっているかもしれないです。
――そうやって少しでもポジティブな気持ちを持てたら、生きやすくなるのかもしれないですね
- 大丈夫、皆強いよ。今、この世の中を生きているだけで多分強いから。ここまで生きてきたなら、絶対大丈夫だと思います。
――垢抜けるために、おすすめの効果的なアイテムは何かありますか?
- 効果的で一発でできるやつがあるとしたら、私がずっとやっているのは耳ゴムです。百均で売ってる、髪の毛を結ぶ時の透明なゴムがあるじゃないですか?あれを耳に付けるだけで、顔がリフトアップします!二日酔いの日とか、ちょっと今日むくんでるなとか、調子悪いなって時に耳ゴムするんです。これは誰でもできますし、私もずっと変わらずやってます。
――この耳ゴムはご自身で発明したんですか?
- きっかけは忘れちゃったんですけど、モデル仲間で流行って、それから皆やってますね。10年以上やってて、目も覚めるし引き締まるし。耳をマッサージするのと効果は一緒なんですけど、メイク中に5分くらい耳ゴムしてあげるだけなので、ズボラな人でも耳にゴムさえつけてくれれば、ちょっと顔が引き締まるのでおすすめです!
――そういったテクニックがこの本にいっぱい詰まっているんですね
- そうです!ちょっとでも前向きになって、自分のことがより好きになったら嬉しいです。
――たくさんお話を伺いましたが、この本を通して伝えたいメッセージをお願いします
- 今の世の中、人と比べたりとか勝手に審査されたりとか、そういう世の中が私はすごい苦手で嫌いで。私がこの本で伝えたいのは、皆可愛いって言い合おうよ、みたいな。誰かが頑張っていたりしたら、「頑張ったね」とか「すごいね」とか、そういう世界になってほしいですし、頑張ったことに対して皆で褒め合おうっていうのがこの本にたくさん詰まっているので、皆で可愛くなりましょう!
撮影:秋葉巧