――対して、浅香さん、鈴木さんから見て美愛は結婚・恋愛相手としてどうですか?
- 朝倉:美愛ちゃんはだめですよ!この質問は美愛ちゃんの方が不利なんですよ!
- 鈴木:美愛ちゃんは僕個人としたら素敵な女性だなと思うんですけど、直してほしいところはたくさんありますね(笑)。新平と美愛ちゃんが一緒に住んでいる部屋のシーンがあるんですけど、とにかく洗濯物が散らかっているんですよ。新平も散らかしているのかなと思ったんですけど、どちらかというと美愛ちゃんの洗濯物の方が散らかっていて。
- 朝倉:片づけられない女です……。
- 鈴木:これから先、もし結婚するとかになったらどうなっていくんだろうと思って、そこはちょっと直してもらいたいなって思ってしまうかもしれないです(笑)
――それが不利な部分ですか?
- 朝倉:だいぶ不利です!美愛ちゃんのことを掘ったら、人としてどうなの?という部分が実はいっぱいあって。男性陣へさっき言った趣味への圧や、将来のことをどう考えているのかというのは、何とか話し合いに持っていけたら解決しそうなんですけど、美愛ちゃんのは多分話し合いだけでは解決しない、長い道のりがあるキャラクターで、ちょっとこれは不利な質問でした(笑)
- 浅香:でも、美愛のように引っ張ってくれる、自分の意志がしっかりしている女性、僕は好きですよ。
- 鈴木:「どっちでも良いよ」って言わないじゃないですか。「これとこれ、どっちが良い?」とか聞いたら、美愛ちゃんだったら絶対「こっち」って言ってくれるから、そういうところは素敵ですよね。
- 朝倉:良かった……。ありがとうございます。私がおいしいだけの時間でした(笑)
――お互いの印象について教えてください
- 浅香:皆、本当に真面目なんです。真面目でひたむきに現場にいた感じがしますよね。大河は現場中、ちょっと肌を露出する入浴シーンとかもあったりして、そのせいか分からないけど、あんまりご飯食べなかったんだよね?
- 鈴木:そうですね。
- 浅香:真面目だな、偉いなと思っていたんですけど、その時は泊まりの撮影で、ホテルに帰ったらめちゃくちゃ食べてるっていう(笑)。「だんだん撮影中おかしくなってきちゃいました(笑)」って、コンビニで会ったら爆買いしてて(笑)
- 鈴木:そうなんですよね。よく分からなくて、途中で胃袋がおかしくなっちゃって。撮影前ってあまり食べられないんですよ。体が見えるというのもありますし、ご飯よりも台本に集中したかったのもあって、食べられない時が多かったんですけど、夜の9時10時とかですかね?ホテルに帰った時に食べられないぐらいの量を買っちゃって、でもちゃんと食べました(笑)
- 浅香:朝倉さんも本当に真面目な性格だよね。僕が印象的なのは、語弊があるかもしれないですけど、いつも同じ服で、同じリュックで、雨が降ってなくても折りたたみ傘を持って、そういう印象です。
- 朝倉:忘れ物をしたり、あれ忘れてた、というのが嫌だから、ルーティーンを持ちたいじゃないですか。
- 浅香:拓三じゃん!
- 朝倉:確かに(笑)。拓三は衣装や、細かいところの癖やこだわりに細かい設定があるんですけど、「これ、私だな」とか思いながら見てました(笑)
- 浅香:結構ハードな撮影の時に、皆、泊まりの時があったんですけど、でも朝倉さんだけは泊まらないと言って、「なんで?」って聞いたら「帰ってからの美容のルーティーンがある!」とかで、そういうのを家でこなしたいと言ってたよね。
- 朝倉:「睡眠時間を削ってでも絶対に家に帰って、家のルーティーンをやりたいんです!」って言ったらすごい二人でドン引きしてて、本当に恥ずかしかったです。
- 鈴木:本当にストイックだなと思ってます。朝倉さんがすごいのは、いつも座り姿が綺麗で、絶対に背もたれに寄りかかっているところを見たことが無いんじゃないかなっていうぐらい。
- 朝倉:寄りかかってるよ~!ロケバスでも寝てたじゃん!後ろだったから分かってなかったかもしれないけど……。
- 鈴木:そうでしたっけ?(笑)。でも、美愛ちゃんと朝倉さんのギャップはすごく感じました。
浅香さんはお兄ちゃんみたいで、年齢的にもそうなんですけど、持ち物が洗練されているなと思っていて。鞄とかめっちゃ綺麗なんですよ!ちっちゃいポーチに色々入っていたり。
- 朝倉:ミニマリスト?
- 浅香:そうなんだよね。
- 鈴木:僕は結構バッグに詰め込んじゃうタイプで、どこだどこだ?ってなっているんですけど、浅香さんはスッスッと無駄がない動きで。
- 浅香:気持ちいいんだよね、そういう方が。
- 鈴木:気持ちよさそうだったので、僕も真似していこうと思って、持ち物とか「それ便利ですか?」って聞いたりしました。ロケバスの時に使われていた膨らませるネックピローを見て、「どこで買ったんですか?」と聞いて、ちゃんと買いました!今、グループ(IMP.)でツアーを回っているんですけど、その移動中とかに使っていて、メンバーの前でこれ見よがしに膨らませて「めっちゃ良いんだよ、これ」とか言って、メンバーも二人ぐらい買っていました。
――作品の見どころやご自身の役で楽しみにしてほしいところを教えてください
- 朝倉:どういうところが喧嘩の争点になっているかは楽しみにしてほしいですね。そこ?っていうところだったり、そりゃそこは喧嘩になるよね、というところもあります。
――確かに『三人夫婦』がどのように進んでいくのか、想像しづらいですね
- 鈴木:“ホームラブコメ”というところも良いですよね。共感できるところは多いのかなと思います。
- 朝倉:ラブコメと言っても「こんなラブコメある!?」っていうシーンがいっぱいあると思います。
- 鈴木:あとはカットがかかるまで長かった時とかがあったので、これってどこまで使われるのかな、みたいな楽しみは僕ら自身も結構あります。
――それはお二人も心当たりはありますか?
- 朝倉:すごくあります!
- 浅香:結構アドリブもありましたね。拓三は、見ていただいたら分かると思うのですが、基本、服は一緒です。何着もあるけどワンパターンという。ただ、スカーフをしていて、それは僕が「スカーフを巻くのはどうか」と提案させていただきました。
――スカーフを提案した意図は?
- 浅香:台本を読んでいて、ふと思ったんですよね。家にいる時はスカーフを巻いているというのはどうだろう?と。古風なルールを結構大事にする人だったりもして、育った環境など色んなことを考えていて、設定を付け加えさせていただきました。日替わりはスカーフで表現されるようになっています!
撮影:泉健也
ヘアメイク:三宅茜(浅香さん) 野中真紀子(eclat)(朝倉さん) 大森創太(IKEDAYA TOKYO)(鈴木さん)
スタイリスト:伊藤彩香(朝倉さん) 山本隆司(style³)(鈴木さん)