――撮影していない時はどのように過ごされていましたか?
- 悠斗くんと今、学校で流行っていることの話をしたり、ダンスを見せてもらったりして、楽しく過ごしていました。悠斗くんは、ダンスがとても綺麗ですごいなと思いました。
――監督とも撮影していない時には何か話をされましたか?
- 監督もスタッフの皆さんも、撮影の合間にもたくさん声をかけてくださって、私が楽しめるような会話をしてくださいました。本当に温かい現場だったと思います。
――明里ちゃんの大人の姿は高畑充希さんが演じられていましたが、高畑さんが演じると知った時の心境はいかがでしたか?
- とても嬉しかったです!高畑さんが歌っている姿が大好きで、歌う時はいつも力強く歌う印象があったので、力強いイメージを持っていたのですが、実際はほわほわした優しい方で、そのギャップにとてもキュンキュンしました。本当に女神のように感じました。
――実際にお会いしてみてどうでしたか?
- とても綺麗で、優しくかわいがってくださって、本当に嬉しかったです。作品の話だけでなく「学校どう?」と気さくに話しかけてくださいました。
――大人の貴樹くんを演じた松村北斗さんはどんな印象ですか?
- お会いする前は、ほわほわとした優しい方なのかなと思っていましたが、実際はとても明るくて優しくて面白い方でした。一緒にいてすごく楽しかったです。松村さんが本がお好きだということを知っていたので、本の選び方や自然な演技の仕方など、色んなことを聞かせていただきました。
――演技のアドバイスには何とおっしゃっていたのですか?
- 「聞いてくれて嬉しいけど、奥山監督と一緒に考えて作っていくのが一番良いと思うよ」と言ってくださいました。その言葉がすごく印象に残っていて、自分の中だけでなく監督と話し合いながら役を作り上げていくことの大切さを改めて感じました。
――これまで様々な役を演じてこられている白山さんですが、どんな時にやりがいを感じますか?
- シーンが終わって「カット!」って言われた後に、監督に「オッケー!」と言われる瞬間が好きです。特に奥山監督は「オッケー!」と言った後に「めっちゃ良い!」など、温かい言葉もかけてくださるので、安心できて、本当に嬉しくなります。そういう時にやりがいを強く感じています。
――今後、演じてみたい役や出演してみたい作品があれば教えてください
- 探偵役をやってみたいです!『探偵が早すぎる』というドラマを見て、私も探偵になって色んな事件を解決する役をやってみたいなと思いました。
――憧れの俳優さんはどなたかいらっしゃいますか?
- 長澤まさみさんです。『コンフィデンスマンJP』に出演されている姿を見て憧れて、「東宝シンデレラ」オーディションを受けようと思いました。私にとって大きなきっかけをくださった存在です。
――完成した映画をご覧になった感想はいかがでしたか?
- 本当に胸がいっぱいになりました。全てが綺麗で、どのシーンも大切に作られているのを感じて感動しました。特に、森七菜さん演じる花苗さんと、青木柚さん演じる高校時代の貴樹くんのシーンが印象的で、予告にもあった裾を引っ張る場面は、本当に胸がキュンキュンしました。温かいだけでなく、切なくなるシーンもあって、その両方が素敵な作品だなと思いました。
――本作に出演して、ご自身で成長を感じる部分はありましたか?
- 自然な演技をすることに少しずつ慣れてきたと思いました。アドリブの入れ方や、自然な演技をするコツも、撮影を通して掴めた気がします。アドリブも緊張しましたが、その分すごく楽しかったです!
――それはワークショップで色々試すことができた経験も大きいんでしょうか?
- はい、とても大きかったです。例えば、悠斗くんと台本の無い会話をして、それを後から台本にして演じてみるという練習があったのですが、実際の会話と演技の違いを体感できたのでとても勉強になりました。
――明里ちゃんを演じた中で、ぜひ見てほしい部分はありますか?
- やっぱり踏切の桜のシーンです。アニメの名場面として知られていますし、私自身も特に頑張ったシーンなので、ぜひ注目していただきたいです!
――好きなセリフはありますか?
- 「来年もさ、一緒に桜、見れるといいね」というセリフです。引っ越しで離れ離れになってしまう二人なのに、来年の話をするという素直さがとても切なくて、心に残っています。
――映画を楽しみにしている人にメッセージをお願いします
- 映像も俳優の皆さんの表情も、全てが綺麗な作品です。たくさんの感情が込められているので、ぜひその一つひとつに注目しながら観ていただけたら嬉しいです。
撮影:泉健也
ヘアメイク:高村三花子
スタイリスト:藤井エヴィ