――30歳の誕生日当日から始まるセルフプロデュース公演ですが、どのような想いでこの企画が立ち上げられたのでしょうか?
2024年の夏ぐらいにやりたいなと思って、そこから自分で色々と資料を作って、こういうのをやりたいですと事務所に投げかけたら、結構あっさり「良いじゃないですか」「やりましょう」と。時期については「どうせなら30歳のスタートの時はどう?」という話になりました。誕生日は前後しても良かったんですけど、なにわ男子のドームライブが2月4日まであるので、それ以降なら誕生日からやっちゃいましょう!と。色々とタイミングが合って、結果的に大阪と東京の2都市、30歳の新たなスタートで30公演ということになったので、すごく楽しみです。
――一人舞台をやりたいと思ったきっかけは?
この舞台をやるきっかけになったのは、(SUPER EIGHTの)村上(信五)くんがやっていた『If or・・・』(村上信五が2009年から2018年まで、作・演出・出演全てをセルフプロデュースした一人舞台)です。そこから『青木さん家の奥さん』とか、舞台をさせていただいている時に、自分もソロで何かできたらなと思い始めていました。そこではまだ実現するまで至らなかったんですけど、こういうのをしてみたいなとかメモはしていて。それで、30歳のタイミングでやってみようと思い、村上くんに相談してみたら「ええやん!」って言っていただけて、動いた感じです。
――『If or・・・』の存在は大きかったんですね。村上さんに相談した際に、何かアドバイスはありましたか?
村上くんは『If or・・・』を10年近くやっていて、僕がやりたいと話した時も、まず大変やでとかじゃなく、「ええやん!」「絶対にためになるよ」と。そこで僕が「でも出演者って誰かいたほうが良いですかね?」と聞いたら、「絶対に一人のほうが大変やけどめっちゃ勉強になる」と言われて、じゃあ一人でやろうと思ったんですよ。“迷ったらしんどい方を取る”と大学の先生に言われたことも思い出して、もちろん複数人でやることも大事ですけど、より自分が成長するのは、そして、よりファンの皆さんに喜んでいただけるのはどっちかなと考えました。しかもこのタイトルで行きたかったので、自分が熱を込めてできる出演者一人の形にしました。村上くんは「相談があったら乗る」と言ってくださったので、ここからやっていくうちに立ち止まった時や、実際に本番で思うようにいかないところが出てきたら、先輩に聞こうと思います。
――現状の構成はどれほど固まってきましたか?(※取材は12月上旬)
今、絶賛打ち合わせ中です!最初の打ち合わせで、できるできないは置いておいて、何をやりたいかを伝えて、これだったらできます、これは許可取りが要ります、という話になり、次回集まる時に許可取りできたか発表会をしましょう、という形で、現時点では4、5回ぐらい打ち合わせをしています。ある程度の方向性や軸は固まってきたので、次はどう肉付けしていくかという段階です。
――現時点では野球ネタが入ることだけ予告されています
絶対野球ネタを入れるし、『じょうのにちじょう』ということで、色んな日常の中で誰かと会っているのを参考にして、僕が色んな役を演じます。結局一人何役するのか分からないんですけど、それは一人舞台ならではなので、そういった部分は絶賛打ち合わせ中です。過去の恒例のモノマネなども多分色々出てくるであろうし、良い意味で皆さんの予想通りな部分もあると思います。
――登場人物が何人出てくるかも楽しみの一つになりそうですね
これを言ってて実は蓋開けたら一人でずっと喋ってるかもしれない、という状態ですけど(笑)。これってもしかしてあのオマージュかな?とか、観ている人にアイドル・藤原丈一郎とは別の部分を見せられたら良いなと思います。でも最終的には、なにわ男子の藤原丈一郎として舞台に立って、アイドルってすごいなと思っていただけるような舞台にしようかなとも思っています。
――藤原さんと言えば“丈子”などたくさんのキャラクターをお持ちですが、その方々に会える可能性もありますか?
全然あります。むしろ、昨日は噂ではこの人が出てたのに、次の公演では全然違うキャラが出てくるとかもありえます。だからこそ“にちじょう”というタイトルにしているので、1公演1公演がどうなるか、僕自身もまだ分かっていないです。大阪公演と東京公演で全体の流れは一緒やけど、あんな人、出てきたっけな?ということもあるかもしれないし、その辺りも楽しみながら、全公演を特別な思いでやりたいなと思っています。
――舞台だからこそ、客席のリアクションも直に分かりますよね
ライブだと会場が大きいんですけど、舞台ならではの距離感で、観に来てくれている方と喋れるのなら喋りたいと思っているので、もし、恥ずかしい人はずっと×ってしておいてほしいです(笑)。藤原丈一郎だなって思っていただけるような舞台にしたいです。


 

――今回の舞台をやるにあたって、構成や演出面で勉強していることなどはありますか?
今回の舞台に関しては、ワンシーンごとに拍手するとかそんなものはなく、皆さんが想像する舞台というより、そんなに構えず気楽に観られるような、入場した時から客席に着くまで「え?何これ?」と思っていただけるようなことを色々と考えています。僕のイメージとしては、芸人さんの単独ライブの雰囲気で、そこにアイドル要素を入れるような感じです。話のストーリー性も大事やし、そこはスタッフさんと一緒に、アドバイスもしていただいて。一人なので、ずっと出続けるかと言われたらハケなあかんし、その繋ぎをどうするかとかは、他の舞台を観ても勉強になりました。特に『なにわ男子の逆転男子』でお世話になっているコットンさんやニューヨークさんの単独ライブに行った時など、芸人さんの単独ライブでは頭の掴みのタイミングとか、勉強させていただいています。
――一人で構成・演出・出演を担う、難しさや楽しさは感じていますか?
難しい部分で言うと、僕はそこまで無くて。周りのスタッフさんがこれを実現しないといけないので難しいと思います。僕は「これ食べたい、あれ食べたい」って言っている側の人間なので、もちろん色々と提案はしますけど、すごくのびのびとさせていただいています。楽しみの部分が大きいですね。この舞台の中でも遊びの部分と決めの部分がいっぱい出てくるので、いかに遊びの部分に慣れないか、ということが大事だなと思っています。芸人さんとかでも、漫才やコントの練習をされる方もいれば、慣れるから2回ぐらいしかやらない方もいたりして。その日のお客さんの温度感でも届けるエンタメが変わってきたりするので、そこは自分もやりながらというところがあります。
――一人でやるとしたらセットや照明にもこだわりたくなるのではないでしょうか?
そこはスタッフさんに任せます!そこに関しては知識が無いので、スタッフさんも村上くんの『If or・・・』や『青木さん家の奥さん』をやっていたチームでもあるので、全面バックアップをしてくださっていて、僕は不安もなくやらせてもらっています。
――見知ったスタッフさんたちと作り上げているんですね
ここからスタッフさんも増えてくると思いますが、現時点では初めましての方より久しぶりの方が多いです。そういった方たちも会った時に「良いね」とか「とりあえずやりたいこと言って」と言ってくださって。2月って言うても2か月後で、その間に自分たちのドームライブもあって、ライブも自分の舞台も考えなあかんのでやることが多いですが、やっぱり楽しみでもあります。
2025年に映像関係のお仕事をさせていただいた時、気づけば6月以外は何かしら撮っていたんですよね。月に2本撮ることもあったんですけど、やっている時は意外と頭がパンクせずに切り替えられていたので、今回もそれに似たような感じですが、ドームと舞台は全然考え方が違うので、パンクせずに今のところはできています。