
――W主演を務めた菅野美穂さんとの共演はいかがでしたか?
- 皆さんもご存知だと思うんですけど、本当に優しくて。菅野さんがいる現場って雰囲気がずっと良いんです。菅野さんがすごく気を遣われていて、色んなスタッフさんや僕にも話しかけてくださいますし、お芝居ではそこに僕の母がいるという感覚で、その切り替えにすごく引き込まれました。撮影していない時に、家の外でコーヒーやお菓子を皆でつまんでいたんですけど、そこではお母さんじゃなくて菅野さんと話している感じがして、その切り替えは僕自身、すごく助けられたと思います。
――現場での菅野さんの姿で素敵だった部分や勉強になった部分はありましたか?
- 菅野さんはお芝居を全部100%でやられるんです。テストの時からしっかり作っていて、そこが僕とは違うところで、僕はまだ余裕が無くて本番だけしか100%が出せないんです。でも、菅野さんのお芝居を受けて、僕もテストの時から100%で返せるようになっていったと言いますか、その姿にすごく感銘を受けて、僕もこれからそういう俳優になりたいと思いました。

――この作品に出演する前と後で、ご自身の中で心境の変化などありましたか?
- お芝居ではどの作品でも感じることはたくさんあって、この作品に参加して、色々な人の優しさを受け取る瞬間があったんですけど、それに佑は気づかないんですよね。愛されることに気づくことの大切さというか、思ったよりも自分って愛されているんだなというのはお芝居をしていて気づきますし、そういったところは自分の普段の生活にも共通していて。自分も愛されていることを気づきながら生活するのは大事なんだと、この作品を通して気づいたことです。あとは、普段から感謝していることを伝えておくべきだなとは思いました。自分の母親とも照らし合わせて、より一層、今を大切に生きて、感謝をしなきゃいけないというのは思うようになりました。
――映画をご覧いただく方に伝えたい想いは?
- 僕は、難しく受け止めないでほしいというか、温かい気持ちで帰ってほしいです。監督と昨日お会いして、家族とのことで後悔したことがあったみたいで「それを昇華するためにこの作品を作った」とおっしゃっていたんです。それは、大切な人に思ったことを伝えるべきだという想いもこもっていますし、僕的には、今、後悔している方にも、これからしてしまうかもしれない方にも寄り添えるような作品なんじゃないかなと思います。どの世代の方にも見てほしいですし、自分と照らし合わせて、友だちや家族のかかわりに何かきっかけを与えるような作品になってほしいと思います。

――山時さんご自身についてもお伺いします。俳優デビューから約10年になりますが、ここまでどのように俳優人生を歩んで来られましたか?
- 最初は言われるがままに動いていたんですけど、最近はちゃんと意志を持って、一つ一つの作品に向き合うことができるようになってきたのかなと思います。まだ完璧ではないんですけど、そういう意識はついてきました。あとは、全てのタイミングが良かったんです。それはすごく恵まれていることだなと思いますし、周りの方に感謝してもしきれないぐらいの俳優人生を送れています。今までは色んな方に助けてもらわないとできないこともあったので、より一層感謝が必要な期間だったかなと思います。
――今後、挑戦してみたいお仕事や演じてみたい役はありますか?
- 僕は運動が得意なので、アクションをやってみたいです。今回はバスケがありましたけど、自分の得意分野を活かせるような作品に出演したいです。撮影が始まる前の練習も好きなので、前向きに取り組めます。
――プライベートで挑戦してみたいことはありますか?
- 今年、ゴルフを始めたいなと思っています。コミュニケーションが取れるんだなと気づいて、ゴルフをやりたいと思っていたら、父からこの前ゴルフバッグとクラブを一式譲ってもらったんです。買い替えるらしくて。なので、このタイミングなのかなと思って、今年やりたいと思っています。
――大人の趣味ですね!
- そうですね。ちょっと大人ぶりたいのかもしれないです(笑)。スポーツが好きなので、色んなことに挑戦したいなと思います。
――ありがとうございます。それでは最後にメッセージをお願いします
- この作品は誰でも自分事のように捉えられる、すごく温かい作品だと思いますし、親子で観に行っていただけたらすごく嬉しいです。その後に2回、3回と、色んな方と観に行っていただけたらと思います。そして、まだ僕のことを知らない方もたくさんいると思いますが、結構明るくて、インスタでも元気な姿をあげておりますので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

撮影:秋葉巧
スタイリスト: 西村咲喜
ヘアメイク:髙橋幸一(Nestation)









