――どんな人達に観ていただきたいですか?
今回の舞台は登場人物が多いんですが、皆それぞれ心に闇を持っていて・・・。それでも、人に優しい人物ばかりなんです。観ている皆さんにも悩みを持っている方もいると思いますし、それを解決することは、その人にとっては凄く大変な事なんですよね。それでも、自分のことを思ってくれている人がいるということに気づくだけでもすこしは楽になると思うので、悩みがある人はもちろん、いろいろな方に観て頂きたいです。
――この「ANGEL GATE ~春の予感~」のテーマ曲に、南里さんをボーカルに迎えた「FictionJunction YUUKA」が抜擢されたわけですが、プロデュースをされてる梶浦さんはどんな方ですか?
南青山少女歌劇団というところで梶浦さんと初めてお会いしたんですが、その時はちょっと近寄りがたい方だなと思っていたんですよ(笑)。でも、「FictionJunktion YUUKA」で改めてお会いしたときは、他愛のないお話でケラケラ笑いあえるようなとても優しい方で、今まで勘違いをしていたなと思いました。

――梶浦さんとお仕事をされて、感じることはありますか?
梶浦さんの世界を、一言で表すのは難しいんですが、奥が深くて濃い部分があるんですよね。楽しいとか、かわいいというものではなく・・・、なんというか、切なくてかっこいい、クールなんだけど熱い曲が多くて。去年、アルバムを発売したんですが、また新しいFictionJunction YUUKAの形が生まれた感じで、常に型にはまらないんです。梶浦さんの曲と私の歌で、グニャグニャと自由に変化していくんだなと実感しました。
――5月10日にはFictionjunction YUUKAの5枚目マキシシングル「Silly-Go-Round」が発売されますよね。
今回の曲は、リズムが心地よくて、歩いていたりしていても頭の中で流れてくるような曲です。私もこの曲は、凄く気に入っていますし、カップリングには、「ANGEL GATE ~春の予感~」のテーマ曲が入るので、早く聞いて頂きたいですね。
――先月、大学をご卒業されましたが、学校生活はいかがでしたか?
もう、卒業したくなかったです(笑)。友達と留年しようなんて話していたくらいで。大学というのは、その分野の勉強が好きな人が入学してくるので、勉強も作品を作り上げるのも皆が一生懸命なんですよ。だから、楽しくもあり、充実していました。
――今後、どのような活動をしていきたいですか?
まずは、舞台ですね。この4年間、音楽の勉強を続けてきて、何か変わった部分があると思うので、今ある自分の中の全てをぶつけていこうと思っています。それと、FictionJunction YUUKAで活動していたことで、色々な人たちと気持ちが通じた気がしたので、音楽に関わる仕事はしていきたいです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
今回、ミュージカル「ANGEL GATE ~春の予感~」に出演することになりました。初日を迎えるまで、どれだけ皆さんに良い作品を観せることができるか、全員で追求して頑張っています。皆さんに温かい気持ちになって頂きたいので、是非観に来てください。