――ヴァレンタインとプロテュースは一人の女性・シルヴィアを好きになってしまうわけですが、もし西原さんがお友達と同じ人を好きになってしまったらどうしますか?
- (笑)!この前パンフレットのインタビューで同じ質問をされたんですよ。それで、皆さんがどんな風に答えているか見てみたんですけど、そうしたら圧倒的に大人群は“恋愛”を取っていて、皆で盛り上がったんです(笑)。私はその時、「友達かなぁ?」と答えました、選ぶのは相手ですからね(笑)。正々堂々とお互いに勝負すればいいんじゃないかということを言ったんですけど・・・、大人になると“恋”を選ぶんだなぁって(笑)。皆が、「友情とか言ってられないよな。」「そうだよね、結婚とかあるもんねぇ。」なんて話をしていて、そこで妙に納得できた部分もありました。他の人からは「まだ若いから、友情でもいいんだよ!」って言われたんですけど(笑)。 だから、難しいですけどどちらも遠慮せずに、全力でぶつかってみたら良いと思うんですよ、それで選ぶのは相手の方なので。それば一番潔いと思います。
――稽古場の雰囲気はいかがですか?
- 凄く楽しいですよ。演出家のグレンさんがとてもパワフルで、引っ張って頂いている感じです。お稽古前の30分間にウォーミングアップとして皆で発声練習をしたりゲームをしているんですけど、そのゲームが毎回同じことをしているのに飽きないんですよ。お稽古に入ると、どうしてもお芝居が絡む方としかやりとりができなかったりするんですけど、その30分間があったからこそ皆とリラックスしてお芝居に挑めるようになりました。
――この舞台の注目して欲しいところは?
- 友情を取るか恋愛を取るか、そこで裏切りと許しという大きなテーマがあるんですけど、ヴァレンタインとプロテュースの友情が深いことや、お互いの恋人同士の愛情が深いこと、その“絆の深さ”を感じ取れる舞台だと思うので、物語全体を通して一人一人の心の変化を注目してもらいです。
――今後どのような活動をしていきたいですか?
- そうですねぇ・・・、日々自分の目標ってなんだろうと考えているんですよ。色々な目標があって具体的にどれかということは定まっていないんですけど、今回舞台に出演させて頂いたことがきっかけで、こんな違う世界があったのかというくらい自分の中で気持ちの変化がありました。今後もいろいろな舞台に挑戦していきたいです。
――例えばどんな役に挑戦したいですか?
- 今回の舞台で柏原さんが演じるプロテュースは凄く難しい役どころだと思うんですけど、自分自身を見失うというか何かに侵されているような内面の変化を演じているのを観て、凄く面白いなと思ったんです。だから、自分自身にはないような二面性のある役柄とか演じてみたいですね。
――プライベートで挑戦したいことは?
- 趣味がなくて、見つけようと思っているんです(笑)。やりたいことは色々あるんですけど、そろそろ冬になるのでスノーボードに挑戦しようかなと。理想としては夏にサーフィンをしたいと思ったんですけど、日焼けの恐ろしさをマジマジと感じて・・・、じゃぁスキューバーダイビングを!と思ったんですけど、耳抜きが下手なことを最近知りましてコレもダメだなぁって(笑)。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
- 本番はきっと緊張すると思うんですが、それを楽しさに変えてのびのびと演じたいと思いますので、ぜひ観に来てください!