――撮影中、苦労したことは?
お父さん役が山崎一さんだったんですが、山崎さんの演技が凄く面白くて!笑いを堪えるのに必死でした。また山崎さんが僕を笑わせるためなのか、オーバーに演技するんですよ(笑)。この映画の後にも山崎さんとご一緒したんですが、その時も笑ってしまってNGを出してしまいました。
――劇中に出てきた食卓のシーンは大変だったんじゃないですか(笑)?
必死でしたよ!何回NG出したかなぁ・・・。あのシーンは一番大変でした(笑)。微妙な雰囲気もそうですけど、お母さん役の高橋ひとみさんも面白くて。

――石田さんが必死に堪えた食卓シーンも見所ですね。
そうですね(笑)。
――中高生の独特な青臭さがリアルに出ていて、笑ってしまったんですが(笑)、演じることに抵抗はありませんでしたか?
オ〇ニーシーンとかですか(笑)?実は、前の作品でもそういうシーンがあったんで2回目なんですけど、恥ずかしくないと言ったらウソになりますね。しかも、撮影の初日のファーストカットがそのシーンで、正直“ちょっと待ってよ~!まだ周りの人もよく分からないのに~!”って思いました(笑)。でも、面白おかしく演じられたと思います!
――初日にそのシーンからというのも(笑)。
“仕事だから!”と思って・・・頑張りました(笑)
――この映画の見所を教えてください。
今は携帯電話で簡単に連絡がつく世の中ですけど、映画では、待ち合わせするのも家の電話に連絡して、待ち合わせ場所で相手を探して・・・、そういった“ちょっと不便”な雰囲気が良いなと思います。ちょうどその年代だった人は懐かしく感じてもらえると思うし、あとその年代でなくても、賢三に共感できる人が沢山いると思うんですよ。だから“賢三、分かるよっ!”とか“そこで言えよっ!”と共感しつつ応援しながら楽しんでもらいたいです。
――特に、こんな人には観てもらいたいというのはありますか?
男女も年齢も関係なく、一人でも友達同士でも“時間が空いてるから観に行こう”みたいな軽い気持ちで、沢山の人に観てもらいたいです。

――映画の公開が続々と控えていてますます注目が集まっていくと思うのですが、今後どんな俳優になっていきたいですか?
一人でも多くの人に、役柄の感情が伝えられるような役者になりたいです。台詞じゃなくて表情だけでも伝えられるような、そんな役者を目指したいと思っています。
――具体的に、どんな役柄に挑戦してみたいですか?
反抗期でいろいろ悩みも持っている、ちょっと不安定な時期のコの役とかやってみたいですね。映画で『海辺の家』という作品があるんですが、ヘイデン・クリステンセンが演じていたサムみたいな、ちょっと重い役を演じてみたいです。
――プライベートで挑戦したいことは?
今、料理にはまってるんですよ!色々な料理のレパートリーを増やして、上手になりたいです(笑)。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
色々な役を演じて、色々な自分を見せていけたらいいなと思っているので、温かく見守って頂きたいです。「あっ、またココにも出てる!」と思って頂けるように頑張ります(笑)。